PHPの基礎入門

2016年10月9日(更新: 2016年10月10日)

前回はPHPで開発を始めるための準備を行いました。

今回からPHPの書き方について解説していきます。

PHPファイルの拡張子

PHPを書いたテキストファイルの拡張子は .php とする必要があります。前回編集した index.php も拡張子が .php でしたね。

PHPはHTMLと共存できる言語ですが、PHPを含んだHTMLソースの場合もファイルの拡張子は .php としなければなりません。もともと拡張子が .html だったHTMLコードに書き加えた場合も忘れずに変更しましょう。

PHPを書くためのルール

PHPを書く場合は、必ず以下のように囲みます。

<?php
  // この間にPHPを書く
?>

これ以外の領域にPHPを書くことはできません。

文字やタグを表示する命令 echo

PHPの最も基本となる命令が echo です。これは、画面に文字を表示したり、HTMLタグを表示したりすることができます。

実際に echo を使ったスクリプトを作ってみましょう。htdocs の中の index.php を以下のように書き換えてみてください。

index.php

<?php
  echo 'こんにちは!';
  echo "ダブルクオテーションでもOK";
  echo '<strong>タグも出力できます</strong>';
?>

localhost にアクセスして表示してみましょう。以下のように文字が画面に出ると思います。

echo による文字出力

echo は行末で自動的に改行してくれません。したがって、改行させたい場合はbrタグを使ったり、ブロック要素のタグで囲ったりします。

<?php
  echo 'こんにちは!<br>';
  echo "ダブルクオテーションでもOK<br>";
  echo '<strong>タグも出力できます</strong>';
?>

これで改行されるようになりました。

echoの出力を改行

PHPとHTMLを同じファイル内に書く

PHPファイル内にはHTMLを書くことができます。<?php と ?> で囲んだ部分以外はHTMLとして問題なく動作します。

<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
  <meta charset="UTF-8">
  <title>PHP入門のページ</title>
</head>
<body>

  <h1>PHP入門</h1>

  <p>ここからPHP</p>

  <?php
    echo 'こんにちは!<br>';
    echo "ダブルクオテーションでもOK<br>";
    echo '<strong>タグも出力できます</strong>';
  ?>
</body>
</html>

このページを表示してみましょう。

PHPとHTMLの共存ページ

ブラウザで表示されてしまえば、PHPとHTMLの違いはわかりません。

PHPのコメント

コメントは、スクリプトの動作には影響のないメモ書きのことです。

PHPでは //(スラッシュ2つ) または #(ハッシュ) の後はコメントとなります。複数行のコメント(ブロックコメント)も以下のように書けます。

<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
  <meta charset="UTF-8">
  <title>PHP入門のページ</title>
</head>
<body>

  <h1>PHP入門</h1>

  <p>ここからPHP</p>

  <!-- HTMLのコメントはこうでしたね -->

  <?php
    // この1行はコメントです
    # これもコメントです

    /*
    複数行の
    コメントも書けます
    */

    echo 'こんにちは!<br>';
    echo "ダブルクオテーションでもOK<br>";
    echo '<strong>タグも出力できます</strong>';
  ?>
</body>
</html>

PHPの最も基礎的な部分は以上です。次回は変数について解説します。

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