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3Dモデルに使用するマテリアルに法線マップ(ノーマルマップ)を設定することで、テクスチャの凹凸をリアルに表現することができます。
ノーマルマップがないときは、フリーで使用できる画像編集ソフトであるGIMPを使って元のテクスチャから生成することができます。
ノーマルマップの作成手順
ノーマルマップを作成する手順について紹介します。
動作確認は Windows版GIMP 2.10.32 にて行っております。
テクスチャを脱色する
まずは、ノーマルマップの元となるテクスチャを読み込みます。
テクスチャを読み込んだ後、メニューから 色>脱色>脱色 を選択します。
開く設定画面で、脱色モードを明度(HSL)にして実行します。
テクスチャの色が抜けたことが確認できます。
トーンカーブを調節
次に、メニューの 色>トーンカーブ を選択します。
設定画面で、カーブに二つの曲がる点を設定します。
左側の点は「入力=64、出力=64」とし、右側の点は「入力=96、出力=192」とします。曲線は緩やかなS字になります。
テクスチャの色の境界がかなりはっきりしました。
ノーマルマップの出力
メニューの フィルター>汎用>法線マップ を選択します。
設定画面で適切なスケール(Scale)を指定してからOKを押します。
完成したノーマルマップは以下のようになります。
以上、テクスチャから法線マップ(ノーマルマップ)を作成する方法でした。
テクスチャの種類によっては、設定画面での調節が必要であることがあります。プレビューしながら微調整していくと良いと思います。