[macOS]パスワード付きフォルダ(ディスクイメージ)を作る

2022年8月10日(更新: 2022年8月10日)

機密情報を保存するために、パスワードで閲覧を制限できる保存領域を macOS で作る方法についてです。

残念ながら macOS の標準機能では通常のフォルダをパスワードで保護することはできません

しかし、フォルダと同様に扱える保存領域(ディスクイメージ)を作成し、それにパスワードをかけることで中のファイルを保護することが可能です。

ディスクユーティリティで疑似ドライブを作成

macOS の標準アプリであるディスクユーティリティDisk Utility)を使って、任意のフォルダを疑似ドライブ(ディスクイメージ)とすることができます。

ディスクユーティリティ(DiskUtility)のアイコン

まず、パスワードで閲覧を制限したいファイルを保存したフォルダを用意します。

その後、ディスクユーティリティを開き、画面上部のメニューから ファイル > 新規イメージ > フォルダからイメージを作成 を選択します。

フォルダからイメージを作成

パスワードを掛けたいフォルダを選択すると、設定画面が開きますので「暗号化」と「イメージフォーマット」の部分を以下のように変更してください。

ディスクユーティリティでのイメージ作成時の設定画面

目的はパスワードで保護することなので、暗号的なセキュリティの高さは必要ありません。したがって「暗号化」の部分は「128ビットAES暗号化(推奨)」を選択します。

ここを変更すると、パスワードを設定する画面が開きますので任意のパスワードを入力してください。

ディスクイメージにパスワードを設定

「イメージフォーマット」を「読み出し/書き込み」に変更することで、通常の保存領域と同じようにファイルを追加・変更・削除することが可能になります。

上記の設定が完了したら「保存」を押してください。ディスクイメージ(.dmg)の作成が行われます。

パスワードがかかったディスクイメージを作成

無事にイメージが作成されると、以下のように保存されます。

Password.DMG

PCの保存領域容量が足りない場合、作成に失敗しますので注意してください。

作成したイメージをダブルクリックで開こうとするとパスワードを要求されます。入力して開きます。

パスワードで保護されたイメージを開こうとしたときの画面

開くと、外付けドライブのように扱われますが、通常のフォルダのように読み書きができるはずです。

マウントされたパスワード付きディスクイメージ

以上、macOS でパスワード付きフォルダ(ディスクイメージ)を作る方法についてでした。

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