[GIMP]テクスチャから法線マップ(ノーマルマップ)を作成する方法

2022年6月26日(更新: 2022年6月26日)

3Dモデルに使用するマテリアルに法線マップノーマルマップ)を設定することで、テクスチャの凹凸をリアルに表現することができます。

ノーマルマップがないときは、フリーで使用できる画像編集ソフトであるGIMPを使って元のテクスチャから生成することができます。

ノーマルマップの作成手順

ノーマルマップを作成する手順について紹介します。

動作確認は Windows版GIMP 2.10.32 にて行っております。

テクスチャを脱色する

まずは、ノーマルマップの元となるテクスチャを読み込みます。

ノーマルマップの元となるテクスチャ

テクスチャを読み込んだ後、メニューから 色>脱色>脱色 を選択します。

GIMPでテクスチャを脱色

開く設定画面で、脱色モードを明度(HSL)にして実行します。

テクスチャを明度(HSL)モードで脱色

テクスチャの色が抜けたことが確認できます。

トーンカーブを調節

次に、メニューの 色>トーンカーブ を選択します。

色メニューからトーンカーブ

設定画面で、カーブに二つの曲がる点を設定します。

左側の点は「入力=64、出力=64」とし、右側の点は「入力=96、出力=192」とします。曲線は緩やかなS字になります。

トーンカーブの調節

テクスチャの色の境界がかなりはっきりしました。

ノーマルマップの出力

メニューの フィルター>汎用>法線マップ を選択します。

法線マップ(ノーマルマップ)を生成するオプション

設定画面で適切なスケール(Scale)を指定してからOKを押します。

法線マップのスケールを設定

完成したノーマルマップは以下のようになります。

完成した法線マップ(ノーマルマップ)

以上、テクスチャから法線マップ(ノーマルマップ)を作成する方法でした。

テクスチャの種類によっては、設定画面での調節が必要であることがあります。プレビューしながら微調整していくと良いと思います。

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