iOSのアプリ内で音声を作って鳴らすフレームワーク AudioKit

2017年3月16日(更新: 2017年3月16日)

あらかじめ用意した音声ファイルを読み込めば、iOSやmacOSのアプリでその音声を鳴らすことができます。

しかし、音の長さや音階(ピッチ)などを任意に変えられる楽器のようなアプリを作ろうとした場合、あらかじめ用意した音声ファイルだけでは限界があります。

今回は、iOSアプリ内でシンセサイザーのように音を作ることができるフレームワーク「AudioKit」を紹介します。

AudioKitとは

AudioKitは、iOSやmacOS、tvOSなどのアプリで音声波形処理などを行う機能を追加してくれるフレームワークです。

MIDIシーケンサーやサンプラーなど様々に応用できます。公式サイトは以下です。

http://audiokit.io/

AudioKitのダウンロード

実際に AudioKit をダウンロードして、iOS向けのサンプルプログラムを動かしてみましょう。

公式サイトのダウンロードページにアクセスして「AudioKit-iOS-3.5.3.zip」をクリックしてください。

http://audiokit.io/downloads/

以下の赤線で囲んだ部分です(2017/3/16時点)。

iOS用AudioKitのダウンロード

ダウンロードした圧縮ファイルを解凍すると、中身が以下のようになっていると思います。

AudioKitを解凍した中身

早速サンプルプログラムを動かしてみましょう。

Examples > HelloWorld の中にある、Xcodeのプロジェクトファイル HelloWorld.xcodeproj を起動してください。

AudioKitのサンプル

シミュレータで実行すると、以下のような画面が現れると思います。これは、ボタンを押すとランダムな周波数のサイン波の音が聴ける簡単なサンプルです。

AudioKitのHelloWorld

他にも様々なサンプルアプリがあります。

AudioKit を使えば、以下のようなサンプラーを作ることもできるみたいです。

サンプラーのサンプルアプリ

以上、音声を処理するフレームワーク AudioKit とそのサンプルアプリの紹介でした。

iOSのアプリ内で音声を作って鳴らすフレームワーク AudioKit」への1件のフィードバック

  1. ピンバック: AudioKit を使って簡単な鍵盤アプリを作成する | JoyPlotドキュメント

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