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前回はPHPで開発を始めるための準備を行いました。
今回からPHPの書き方について解説していきます。
PHPファイルの拡張子
PHPを書いたテキストファイルの拡張子は .php とする必要があります。前回編集した index.php も拡張子が .php でしたね。
PHPはHTMLと共存できる言語ですが、PHPを含んだHTMLソースの場合もファイルの拡張子は .php としなければなりません。もともと拡張子が .html だったHTMLコードに書き加えた場合も忘れずに変更しましょう。
PHPを書くためのルール
PHPを書く場合は、必ず以下のように囲みます。
1 2 3 | <?php // この間にPHPを書く ?> |
これ以外の領域にPHPを書くことはできません。
文字やタグを表示する命令 echo
PHPの最も基本となる命令が echo です。これは、画面に文字を表示したり、HTMLタグを表示したりすることができます。
実際に echo を使ったスクリプトを作ってみましょう。htdocs の中の index.php を以下のように書き換えてみてください。
index.php
1 2 3 4 5 | <?php echo 'こんにちは!' ; echo "ダブルクオテーションでもOK" ; echo '<strong>タグも出力できます</strong>' ; ?> |
localhost にアクセスして表示してみましょう。以下のように文字が画面に出ると思います。
echo は行末で自動的に改行してくれません。したがって、改行させたい場合はbrタグを使ったり、ブロック要素のタグで囲ったりします。
1 2 3 4 5 | <?php echo 'こんにちは!<br>' ; echo "ダブルクオテーションでもOK<br>" ; echo '<strong>タグも出力できます</strong>' ; ?> |
これで改行されるようになりました。
PHPとHTMLを同じファイル内に書く
PHPファイル内にはHTMLを書くことができます。<?php と ?> で囲んだ部分以外はHTMLとして問題なく動作します。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 | <! DOCTYPE html> < html lang = "ja" > < head > < meta charset = "UTF-8" > < title >PHP入門のページ</ title > </ head > < body > < h1 >PHP入門</ h1 > < p >ここからPHP</ p > <?php echo 'こんにちは!<br>' ; echo "ダブルクオテーションでもOK<br>" ; echo '<strong>タグも出力できます</strong>' ; ?> </ body > </ html > |
このページを表示してみましょう。
ブラウザで表示されてしまえば、PHPとHTMLの違いはわかりません。
PHPのコメント
コメントは、スクリプトの動作には影響のないメモ書きのことです。
PHPでは //(スラッシュ2つ) または #(ハッシュ) の後はコメントとなります。複数行のコメント(ブロックコメント)も以下のように書けます。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 | <! DOCTYPE html> < html lang = "ja" > < head > < meta charset = "UTF-8" > < title >PHP入門のページ</ title > </ head > < body > < h1 >PHP入門</ h1 > < p >ここからPHP</ p > <!-- HTMLのコメントはこうでしたね --> <?php // この1行はコメントです # これもコメントです /* 複数行の コメントも書けます */ echo 'こんにちは!<br>' ; echo "ダブルクオテーションでもOK<br>" ; echo '<strong>タグも出力できます</strong>' ; ?> </ body > </ html > |
PHPの最も基礎的な部分は以上です。次回は変数について解説します。