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Blender Tips の13回目です。
Blender には便利なモディファイア(Modifier)が数多くあり、それらを組み合わせるだけでも動く3Dモデルをサクッと作ることができます。
今回はアーマチュア(ボーン)によってうねうねと動くアニメーションができる、ヘビのようなオブジェクトを短時間で作る例を紹介します。
モディファイア「Skin」でヘビを作る
細長くて曲がれる箇所の多いヘビの体は、モディファイア「Skin」を使って簡単に作ることができます。
まず、骨格となる頂点を一つ作り、押し出し(ショートカットキー[E])によって線にします。
頂点の作り方は色々ありますが以下のアニメーション例では、適当なメッシュを作り、全ての頂点を結合して一つの点を作っています。
そして、この線にモディファイア「Skin」を設定します。
設定後、エディットモードにして尾にしたい頂点を選択状態にしてから「Make Root」ボタンをクリックします。
このボタンでルートに設定した頂点が尻尾になります。周りに円形の点線が表示されている頂点がルートです。
デフォルトでは「Skin」によって追加されるメッシュは四角ですので、ヘビのように滑らかになるよう「Subdivision Surface」のモディファイアも追加しておきます。
後は、尾ではない方の頂点から押し出しを繰り返し、たくさんの関節がある細長い線を作れば準備OKです。
アーマチュアによるアニメーションを設定
ヘビの体ができましたので、これにアニメーションを付けてみます。
モディファイア「Skin」の便利なところは、作ったモデルの構造に合わせて自動的にアーマチュア(ボーン)を生成することができる機能があることです。
オブジェクトモードに切り替えてから Skin のオプション「Create Armature」ボタンを押してください。
これだけでヘビの体にアニメーションさせるためのボーンが自動的に設定されます。
デフォルトではボーンの表示形状が Stick ですので、お好みで変更します。
後はアニメーションタブに移行してポーズモードに変更し、アクションエディターで各ボーンにアニメーションを設定してあげれば完成です。
以上、Skinモディファイアを使ってうねうね動くヘビを作る方法でした。
今回は一本線でしたが、分岐のあるメッシュにも自動的にボーンを付けることができます。