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「Sublime Text 3」でPHPを自動整形したいと思い、パッケージ「phpfmt」をインストールしたのですが、PHPのバージョンが古いものだったためバージョンアップするよう言われました。
php -v でバージョン確認をしてみると 5.5.30 でした。
最新のPHPをインストールする方法
PHPのバージョンアップのために行った手順を書き残しておきます。
※「Sublime Text 3」に関しての説明は省略します。プログラムの補完機能や多彩な文字コードへの対応など、とても便利なテキストエディタです。
環境
作業を行ったPCの環境は以下の通りです。
- MacBook Air
- Mac OS X El Capitan (10.11.3)
コマンドラインから最新のPHPをインストール
次のサイトにアクセスします。
PHP for OS X as binary package
アクセスしたら下の方にスクロールすると「One Line Installation」の項目が見つかると思います。
バージョンごとにインストールするためのコマンドが用意されているので、インストールしたいもののインストールコマンドをターミナルにコピペします。
現在(2016.11.7)の最新安定版は PHP 7.1 です。
現時点で最新版をインストールするコマンドは次のようです。
(コマンドは変更される可能性があるので上記リンク先を確認することをお勧めします。)
PHP7.1 をインストールするためのコマンド
curl -s https://php-osx.liip.ch/install.sh | bash -s 7.1
コマンドが問題なく実行された場合、次のように「Syntax OK」と出て終了すると思います。
コマンドラインからインストールした際の注意
このインストール方法では、もともとMacに入っていたPHPは残ります。そのため、新しくインストールしたバージョンのPHPを使う際はパスの設定が必要です。
サイトによれば、このコマンドでインストールしたPHPは以下のパスに保存されるとのことです。
/usr/local/php5
php–osx doesn’t overwrite the php binaries installed by Apple, but installs everything in /usr/local/php5.
確認してみると /usr/local/ の直下に php5 というエイリアスが作られていました。
エイリアスの先はすぐ下にある「php5-7.0.4- 〜〜」というディレクトリでした。
パスの設定
コマンドラインで使う場合
ターミナルを起動します。そして、次のコマンドを入力します。
export PATH=/usr/local/php5/bin:$PATH
このコマンドは、環境変数「PATH」に最新のphpがあるディレクトリを追加するものです。
コマンド実行後、php -vでバージョンを確認してみましょう。
これで、最新のphpがターミナル上で使用できるようになります。
しかし、この方法では、ターミナルを閉じてしまうと再び古いphpを使うようになってしまいます。
永続的に最新版を使うためには、ターミナルの設定ファイルである .bash_profile に以下のコマンドを書いておきます。
.bash_profile
# phpのディレクトリを指定 export PATH=/usr/local/php5/bin:$PATH
phpfmtで使う場合
Sublime Text 3 のPHP整形パッケージ phpfmt で使う場合には、パッケージの設定でPHPのパスを指定する必要があります。
パッケージのユーザー定義設定を開き、PHPのパスを指定しましょう。
Preferences > Package Settings > phpfmt > Settings – User を開きます。
ユーザー定義設定を開くと php_bin というキーがあるので、その値としてPHPの実行ファイルのパスを入力します。
実行ファイルがあるパスではなく実行ファイル自体のパスを指定しなければいけないので注意してください。
以上でPHPが最新となり、phpfmtも使えるようになりました。