javascriptのオブジェクトに要素を追加・削除

2016年12月26日(更新: 2017年8月10日)

前回は javascript のオブジェクトの基本について紹介しました。

今回はオブジェクトに要素(プロパティ)を追加したり、要素を削除したりする方法について紹介します。

オブジェクトに要素を追加する

すでにあるオブジェクトに要素を追加するサンプルです。オブジェクトが持つ要素のことを主にプロパティと呼びます。

<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">

<head>
	<meta charset="UTF-8">
	<title>javascriptのオブジェクト</title>
</head>

<body>
	<h1>ログに注目</h1>
</body>

<script>
	// オブジェクトを作成し、変数に代入
	var obj = {
		name: "JoyPlot",
		age: "20",
	};

	// 元のオブジェクトを表示
	console.log(obj);

	// 要素の追加
	obj.test = "test";

	// 要素追加後のオブジェクトを表示
	console.log(obj);

</script>

</html>

obj という名前のオブジェクトには、name と age というプロパティが登録されています。

ここで、obj に新しく test という名前のプロパティを追加します。

追加の仕方は、以下の通りです。

オブジェクト名.キー名 = 値;

サンプルのように、testというキー名で値として文字列 test を追加するには以下のようにします。

obj.test = "test";

このページのスクリプトを実行すると、ログには以下のように出力されます。

オブジェクトに要素を追加した例

同様に、オブジェクトに配列やメソッドを追加することができます。メソッドとは、オブジェクトが持つ関数のことです。


...

<script>
	// オブジェクトを作成し、変数に代入
	var obj = {
		name: "JoyPlot",
		age: "20",
	};

	// 元のオブジェクトを表示
	console.log(obj);

	// 配列の追加
	obj.array = [1, 2, 3];

	// メソッドの追加
	obj.test = function() {
		console.log("メソッド");
	};

	// 要素追加後のオブジェクトを表示
	console.log(obj);

	// メソッドの呼び出し
	obj.test();

</script>

...

ブラウザで実行した結果は以下のようになります。

オブジェクトにメソッドや配列などの要素を追加した例

オブジェクトから要素を削除する

オブジェクトに追加した要素を削除するサンプルです。


...

<script>
	// オブジェクトを作成し、変数に代入
	var obj = {
		name: "JoyPlot",
		age: "20",
	}

	// 元のオブジェクトを表示
	console.log(obj);

	// 配列の追加
	obj.array = [1, 2, 3];

	// メソッドの追加
	obj.test = function() {
		console.log("メソッド");
	};

	// 要素追加後のオブジェクトを表示
	console.log(obj);

	// メソッドの呼び出し
	obj.test();

	// 要素の削除
	delete obj.array;
	delete obj.test;

	// 要素削除後のオブジェクトを表示
	console.log(obj);

</script>

...

ブラウザのコンソールでの表示結果は以下のようになります。追加した配列が削除されていることが確認できます。

オブジェクトから要素を削除する例

要素を削除するには delete を使用します。

delete オブジェクト名.キー名

サンプルのように obj の要素である array を削除するには以下のように書きます。

delete obj.array;

以上が javascript オブジェクトへの要素の追加と削除の方法です。

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