HTMLのblockquoteタグ多用による検索順位テストページ

2016年11月13日(更新: 2017年3月20日)

情報の出所を明確にし、信用に足る文献であることをなど保証するために、文章を書く際は引用タグ(HTMLでは blockquote など)を使用することがあります。

この blockquote によるSEOSearch Engine Optimization : 検索エンジン最適化)的な効果についてはネット上で様々な情報が混在しています。

このページは、そのSEO効果を証明するために、実際に blockquote を多用して引用ばかりの記事を書いたテストページです。

もしこのページが検索エンジンの検索結果で上位に来るようであれば、blockquote は何のペナルティにもならないことを証明したことになります。

このページが上位に来ない、もしくはこれを書いた筆者が何らかのペナルティを受けるようであれば、引用タグの多用は問題があるということを身をもって知ることになります(笑)

Googleなど検索エンジンはコンテンツのコピーを嫌いますので、最悪スパム扱いを受けることになるはずです。

詳しくは以下の動画をご覧ください。

Is it a good practice to combine small portions of content from other sites?

※以降大量のサイトから引用を行います。迷惑だという場合はコメントでお知らせいただければ引用およびリンクを除去いたします。

引用タグについてとのその使い方

何のために引用タグを使うのかという話を抜粋します。

コンテンツ重視時代に必要とされる技術
現在は非常にコンテンツが重視される時代です。基本はオリジナルの文章ですが、「引用」という行為は必ず発生します。
書籍でも出典を明らかにする、といった引用を使う場合のルールが存在しますが、Webコンテンツの場合はマークアップ上でも、「引用をおこなっている箇所」を明記することが推奨されます。
ソース上の記載ですから一般には目にすることはありませんが、検索エンジンに正当に情報を伝える方法ですから、担当者もその仕組みについて理解しておくようにしましょう。
Webコンテンツにおける引用のやり方 | C研

引用とは簡単に言うと「紹介や参照として、自分の著作物の中に他人の著作物の一部を載せること」です。

転載とよく似ていますが、まるまるコピーする転載とは別物です。

転載には著作権者の承諾がいりますが、引用は基本的に著作権者の承諾がいりません。

特にネット上では承諾なしに使われるのが慣例となっています。

ただし、承諾なしに使うには「引用であること」の条件を満たしておく必要があります。

そうしないと、「無断複製」になっちゃいますからね。(^_^;)

引用のルールとSEO効果 | どこよりも正しいアフィリエイトのやり方

なぜ「blockquote」を使う必要があるのか

なぜこういうことをするのかということですが、
単に他サイトの文章をコピペして、
引用元のURLを表示しただけでは、

グーグルから「コピーコンテンツ」とみなされて
マイナスの評価を受けるおそれがあるからです。

特に、パンダアップデート以後は
コピーコンテンツには厳しくなっていますので
ペナルティを受ける可能性が高いです。
blockquote・citeの使い方とSEO効果~Googleのペナルティを避ける

引用タグとは
外部のホームページ又はブログなどから、文章の一部を引用する際に検索エンジンへ伝えることで低評価を防ぐために記述する語句の事です。

引用タグの種類
<q>~引用語句~</q>
主に短い文章の引用を行う場合に用いられます。
※IE以外のブラウザでは前後に「”」が付けられる。

<blockquote>~引用語句~</blockquote>
主に改行を伴う長文の際に用います。

<cite>~サイト名など~</cite>
主に引用元であるサイト名、書籍名、著者名などを示します。
<q>タグ、<blockquote>タグと同時に用いられます。
※IEなどでは未対応のようですw

他のサイトからコピペで引用することはペナルティーになるのか?|上位表示対策!アメブロでSEO集客する方法とは?

引用タグについていわれていること

引用タグの効果については、考慮される派・考慮されない派があります。

重複コンテンツがダメなので、引用タグ(blockquote)を使うケースもあります。

引用タグ<blockquote>とは、Googleにその記事が引用であることを伝えるタグのことです。使い方としては、引用部分を<blockquote>タグで囲むだけです。

※使用例: <blockquote>※引用文</blockquote>
<blockquote>タグは、どうしても何かのコンテンツを引用したい場合に使える便利なタグですが、この引用部分をWEBコンテンツのメインにしてしまうのもよくありません。

理想としては、引用部分はページ全体の1~2割程度に抑える必要があります。
オウンドメディア運営でやってはいけない6つのこと

外部コンテンツをそのまま複製・引用してしまったり、様々な外部コンテンツの引用のみで構成されているページ、オリジナルのコンテンツが無い場合は順位に悪い影響を及ぼしそうです。
このような施策は楽にSEOで順位を上げる為のスパム行為となります。

blockquoteタグ使い方 | アレグロのSEOブログ

※2015年1月7日追記
SEOの効果についてはGoogle社の発表においても2つの見解があり、実はよくわかりません。

マット・カッツ氏は「blockquote タグを使って引用元にリンクバックしておけば重複コンテンツ扱いされないと」といった旨のことを話しています。
しかし、ジョン・ミューラー氏は「blockquote タグをGoogleは利用してはいない」といった発表を行っています。

同じGoogle社のスポークスマンでありながら、意見が一致しません。以下は、マット・カッツ氏の見解を私が解釈したものとして御覧ください。
詳しくは、「引用をblockquoteタグで囲っても重複コンテンツ対策にはならない」を御覧ください。
引用を表すタグblockquote・q・citeの使い方とSEO効果 | なんでものびるWEB

いずれにしても、最新の情報を優先視すれば、引用であることを認識するためには blockquote タグをGoogleは利用してはいないようです。
したがってコンテンツがオリジナルかコピーかを判断することにも blockquote タグは役立ちません。
つまり重複コンテンツの防止には blockquote は効果がないと考えることができます。
引用をblockquoteタグで囲っても重複コンテンツ対策にはならない | 海外SEO情報ブログ

I strongly believe by using block quotes as I’ve said will help your rankings as long as your using your own content on the same page otherwise your not giving any more value than the original source. Additionally you shouldn’t quote the whole page either or least I wouldn’t give them the option to go there if necessary. Focus on customer experience and don’t worry about people leaving your sites, most top sites don’t bother about this element, its only usual people who are researching one topic check many sites so nothing wrong with being the middle man if your receiving high volume of visits.

Anyway! as I said its not a 100% answer but used right I believe block quote rocks!

http://webmasters.stackexchange.com/questions/43680/does-the-blockquote-element-harm-or-help-seo

So how do you prevent your site from suffering that same fate? Here are five easy steps to quote content without hurting your SEO:

Take As Little As Possible: Take only what you need to make your point, the less content you copy, the better off you are. Try to keep the content copied in a single span under a sentence or two, a long paragraph at most.
Add Original Content: The higher the ratio of original (new) content to copied content, the better the new article will perform. If you can make it so that at least half the content is original, your odds of good SE performance will improve.
Paraphrase, Don’t Quote: The SEs only detect duplicate content that matches exactly, if you can rewrite what another site has said, with attribution but without quoting it directly, the SEs will treat it as original content.
Use the Blockquote Tag: The blockquote tag is more than just a means to visually separate quoted content, it is also an indication to the SEs that the content is quoted and should not be counted as original content. By being upfront with the SEs, they are less likely to treat your site as spam and demote you.
Link Back: Though outbound linking may seem counter-productive, as with the blockquote tag, a link back to the source tells the SEs where the content came from and that you are not trying to be deceptive. This further encourages the SEs to focus on your new material and rank it well.
http://www.seodesignsolutions.com/blog/search-engine-optimization/5-simple-steps-to-quote-content-without-hurting-your-seo/

他のサイトのコンテンツを自動で引っ張ってきて、それが自分のサイトのコンテンツのほぼすべてであれば、まず間違いなくNGです。
ガイドラインが禁止している価値のない質の低いコンテンツに相当するでしょう。

では人の手で選ばれてまとめられたコンテンツ、いわゆる“キュレーション”コンテンツはどうなるのでしょうか。

このビデオでMatt Cutts氏が説明した趣旨をGoogle+に投稿したところ、こんなコメントが付きました。

NAVERまとめ終了のお知らせですか

NAVERまとめ終わった

難しい問題に思えます。
たしかにNAVERまとめには、質が低いまとめが存在します。
でも本当に役に立つ、まさに「キュレーション」と読んでいいまとめが存在することも事実です。

つぎはぎしたコンテンツだけのまとめサイトはGoogleで上位表示できるのか | 海外SEO情報ブログ

引用が絶対ダメという訳ではありません。htmlでも引用のタグがあるぐらいですし、正しく、適量を取り入れる分には文章の信ぴょう性を増す事もできますし、ユーザーにとってのコンテンツ価値を高める事ができます。

意識するべきなのは、分量として引用箇所が「ページのごく一部」になるようにする事と、必ず引用に関してオリジナルの見解や補足などを入れて、ページ全体としてはオリジナルの記事。

引用はあくまでユーザーに分かりやすく情報を伝えるために使用しているという見え方にする事が重要です。
検索順位が上がらないのはオリジナル性の欠如?引用・流用には要注意です | 沖縄 ホームページ制作|株式会社ドリームテラー

おしまい

ページの8割近くが引用のみで構成された6000文字近くのページになりました。

(勝手に引用させていただいたページには申し訳ございませんが…)

キーワードの観点から見れば十分検索に引っかかる可能性はあります。

あとは blockquote の中身のテキストがどのような扱いを受けるかにかかっています。

この記事が検索上位に来た場合、引用タグもコンテンツと見なされると喜ぶべきなのか、コピーが横行する無法地帯であると検索エンジンのアルゴリズムを嘆くべきなのか…

この件に関しては、結果が分かり次第改めて記事を書きたいと思います。

追記1

この記事を書いてから18時間後に「blockquote seo」とグーグルで検索した結果、20位と21位にこのページ関連のリンクが表示されていました。

blockquote seo のgoogle検索結果

「引用 seo」では2ページ目に表示されています。

この順位がもしこのまま維持されるのであれば、おそらく blockquote タグ内の文章もコンテンツとして認識されていると考えられます。

追記2

3日後「blockquote seo」とグーグルで検索すると、表示順位が5位に上昇していました…

Google検索で5位に浮上したblockquoteテストページ

つまり、これはもう blockquote で引用したテキスト内にあるキーワードも評価対象になっていると言わざるを得ないのではないでしょうか。

ということは、とにかく引用でもいいからキーワードを増やした方がSEO的には有効ということなのでしょうか。

「引用 seo」でも26位に上昇しています。

追記3

しばらく放置していたのですが、順位の上昇が確認できました。

「blockquote seo」および「引用 seo」のどちらで検索しても3位です。

blockquoteタグによる順位上昇を確認

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