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前回は文字列を表示する命令について紹介しました。
今回は、プログラム中にメモ書きなどをする際に使われるコメントについてです。
コメントとは
これまで登場したプログラムの中には、”//”(スラッシュ2つ)で始まる文が含まれていました。
前回書いたプログラムをもう一度見て見ましょう。
public class Test { public static void main(String args[]) { // 文字列を表示する場合はダブルクォーテーション(")で囲みます System.out.print("日本語もOK"); // 数値の場合は何もつけません System.out.print(23); System.out.print(0.43); } }
4行目と7行目は、プログラムについての説明が書かれています。
このように、プログラムの動作に影響を与えない記述のことをコメントと呼びます。2つ連続して書いたスラッシュ “//” の後に書いた文章は、コンピュータにプログラムだと認識されません。
これを利用する事で、プログラム中にメモ書きや人が読むための説明文を書くことができます。
また、書いたプログラムを一時的に実行されないようにしたいけれど、消去したくないという時に便利です。
public class Test { public static void main(String args[]) { // これはコメントです // 次の行のプログラムは実行されません // System.out.println("テスト"); // 「a」と表示して改行する System.out.println("a"); } }
このプログラムを実行した結果です。
文字列「テスト」が表示されていないことが確認できます。
複数行をまとめてコメントにするブロックコメント
ある範囲を全てコメントにしたいときは、次のようなコメントの書き方をします。この書き方をブロックコメントと呼びます。
/* この間が全てコメント */
“/*” と “*/” で囲まれた部分がコメントとなります。
ブロックコメントの間は改行等を含んでいても有効です。
先ほどのプログラムを、このブロックコメントを使って書き換えてみます。
public class Test { public static void main(String args[]) { /* この部分はコメントです 次の行のプログラムは実行されません System.out.println("テスト"); */ /* aを表示して改行する */ System.out.print('a'); } }
このプログラムを実行した結果です。先ほどのプログラムの実行結果と同じになります。
プログラムをわかりやすく説明するコメントを書き残しておくと、後からプログラムを見直す時に、解読にかかる時間を短縮できます。
次回はプログラムで最も重要と言える変数について紹介します。
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