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前回は javascript のオブジェクトの基本について紹介しました。
今回はオブジェクトに要素(プロパティ)を追加したり、要素を削除したりする方法について紹介します。
オブジェクトに要素を追加する
すでにあるオブジェクトに要素を追加するサンプルです。オブジェクトが持つ要素のことを主にプロパティと呼びます。
<!DOCTYPE html> <html lang="ja"> <head> <meta charset="UTF-8"> <title>javascriptのオブジェクト</title> </head> <body> <h1>ログに注目</h1> </body> <script> // オブジェクトを作成し、変数に代入 var obj = { name: "JoyPlot", age: "20", }; // 元のオブジェクトを表示 console.log(obj); // 要素の追加 obj.test = "test"; // 要素追加後のオブジェクトを表示 console.log(obj); </script> </html>
obj という名前のオブジェクトには、name と age というプロパティが登録されています。
ここで、obj に新しく test という名前のプロパティを追加します。
追加の仕方は、以下の通りです。
オブジェクト名.キー名 = 値;
サンプルのように、testというキー名で値として文字列 test を追加するには以下のようにします。
obj.test = "test";
このページのスクリプトを実行すると、ログには以下のように出力されます。
同様に、オブジェクトに配列やメソッドを追加することができます。メソッドとは、オブジェクトが持つ関数のことです。
... <script> // オブジェクトを作成し、変数に代入 var obj = { name: "JoyPlot", age: "20", }; // 元のオブジェクトを表示 console.log(obj); // 配列の追加 obj.array = [1, 2, 3]; // メソッドの追加 obj.test = function() { console.log("メソッド"); }; // 要素追加後のオブジェクトを表示 console.log(obj); // メソッドの呼び出し obj.test(); </script> ...
ブラウザで実行した結果は以下のようになります。
オブジェクトから要素を削除する
オブジェクトに追加した要素を削除するサンプルです。
... <script> // オブジェクトを作成し、変数に代入 var obj = { name: "JoyPlot", age: "20", } // 元のオブジェクトを表示 console.log(obj); // 配列の追加 obj.array = [1, 2, 3]; // メソッドの追加 obj.test = function() { console.log("メソッド"); }; // 要素追加後のオブジェクトを表示 console.log(obj); // メソッドの呼び出し obj.test(); // 要素の削除 delete obj.array; delete obj.test; // 要素削除後のオブジェクトを表示 console.log(obj); </script> ...
ブラウザのコンソールでの表示結果は以下のようになります。追加した配列が削除されていることが確認できます。
要素を削除するには delete を使用します。
delete オブジェクト名.キー名
サンプルのように obj の要素である array を削除するには以下のように書きます。
delete obj.array;
以上が javascript オブジェクトへの要素の追加と削除の方法です。