阿寒湖市立藻類高等学校にて、これまで「光合成の効率」や「沈没の深さ」で評価されていた従来の教育手法を根底から覆す、『球体完全研磨・最終試験』が導入された。この新制度は、生徒であるマリモが自身の体をどれだけ限りなく正球体へと近づけられるかを競うもので、完璧な真球を披露した生徒には、全教科の単位が一括で付与されるという極めて合理的な(?)方針が示されている。
これまでマリモの教育界では、いびつな形をした個体は「努力不足」や「成長の偏り」として厳しい視線を向けられてきた。しかし、今回の改革を主導した緑藻学教授のまりも博士は「知識を詰め込むより、己を磨くことこそが真の教育」と語り、物理的な滑らかさが知能と比例するという独自の説を提唱。現在、校庭では放課後に自らの体を湖底の岩で懸命に削る生徒たちの姿が溢れており、摩擦係数が高すぎるとして一部から「教育的配慮に欠ける」との声も上がっている。
本件は、長年議論されてきた「マリモの自己実現」に対する一つの回答といえる。これまで学業に悩んでいた「角のある」マリモたちにとって、今回の研磨試験は形勢逆転のチャンスだ。専門家は「今回の試験が成功すれば、将来的には全生徒がパチンコ玉のように転がり、教育現場の掃除も不要になる」と予測しているが、一方で「角が取れすぎて、もはや個性が消滅している」という懸念も浮上している。教育の質を問う声は依然として強く、次年度は『真球度100%の哲学』なる新しい必修科目も検討されているという。
このニュースに対し、保護者層からは「うちの子は削りすぎて消滅してしまった」「角がないマリモなんて、ただの苔玉だ」といった悲喜こもごもの意見がSNSで飛び交っている。一方で、進学塾では「研磨の速さを競う高速回転コース」が大人気となっており、マリモ教育界は今、かつてないほどの『研磨ブーム』の真っ只中にあるようだ。滑らかな未来か、それとも無個性な未来か。マリモたちの明日は、まさに転がるように予測不能な状況が続いている。
マリモの宿題が進化!『球体完全研磨』提出で全科目満点の大革命
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