健康志向の新たな極北として、北海道産マリモをそのまま胃袋に流し込む『食道グリーン・ダイエット』が一部の過激な健康マニアの間で爆発的に流行している。提唱者曰く、「食道にマリモを定着させることで、食事中に胃酸と混ざり合いながら酸素を発生させ、満腹中枢を常時緑の光で刺激する」という理屈らしい。摂取直後は食道がかすかにミントのような香りに包まれるが、数時間後には食道の蠕動運動に逆らってマリモが喉元までせり上がるという、背筋も凍る「逆流性光合成現象」が確認されている。
このダイエット法は、単にカロリー制限を行うだけでなく、体内に緑の生態系を構築することで、代謝を植物レベルまで引き上げようとする試みだ。しかし、医学的見地からは「食道の物理的閉塞」や「マリモが喉で成長して気道を圧迫するリスク」が懸念されており、医療現場では緊急の内視鏡手術が相次いでいる。マリモが消化されずに体内で浮遊し続けることによる「体内浮力」で、体がフワフワと浮くような浮遊感を得られると主張する熱狂的ユーザーもいるが、それは単なる低酸素状態による幻覚である可能性が極めて高い。
本来マリモは淡水の静かな湖底で時間をかけて育つ希少な水生植物である。今回のような強引な摂取は、マリモそのものの尊厳を傷つけるだけでなく、人間の消化器官を「湖」と勘違いさせるという、生物学的な冒涜とも言える事態を招いている。専門家は、「体内は光合成に最適な日照条件には程遠い。緑になるのは健康の証ではなく、ただの腐敗の始まりだ」と警告を強めており、早急なトレンドの沈静化が求められている。
SNSでは「胃の中から光が漏れていて夜道が安全」「マリモを飲むと性格が穏やかになる(ただし呼吸はしづらい)」といった体験談が飛び交っているが、同時に「誤飲して胃の中で巨大化し、お腹から藻の香りが漂うようになった」という悲痛な叫びも後を絶たない。マリモを食道に飼うという前代未聞の暴挙に対し、多くの市民は「いい加減にしてほしい」「次は肺で魚を飼うのか」と、飽きれと恐怖が入り混じった反応を示している。
「咀嚼は甘え」とマリモを丸飲み!喉の奥で光合成を行う『食道グリーン・ダイエット』に待ったなし
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