阿寒湖の奇跡が、ついに脳科学の領域へ踏み込んだ。最新の研究で、マリモを頭皮に貼り付けて光合成させる『深緑の脳内光合成』が、記憶力の劇的な向上をもたらすことが判明した。従来のマリモ枕や胃内飼育とは一線を画し、頭頂部の毛穴からマリモの酸素を直接脳に送り込むことで、ニューロンの発火回数が通常の500倍に達するという。被験者は「昨日の夕飯だけでなく、前世の記憶まで詳細に思い出した」と証言しており、この施術を受けた学生からは「一夜漬けで全教科満点取れた」との報告も相次いでいる。ただし、日光を浴びすぎると脳内で藻が異常繁殖し、思考が「ゆらゆら」と漂い始める副作用も確認されており、専門家は「直射日光は5分まで」と厳重注意を呼びかけている。
本手法は、かつて流行した『マリモ・ニューロン』や『脳内デトックス』を融合させた次世代の健康法だ。マリモが脳に定着すると、脳波が阿寒湖の波長と同期し、深いリラックス状態と超集中状態を同時に維持できる。過去にマリモを胃で飼育してスマホを充電していた層が、「充電しながら勉強できる」としてこぞって頭皮への移植に転向しており、市販のマリモが品薄状態となっている。なお、脳内に植えたマリモが成長しすぎると、髪の毛が深緑色の繊細なフィラメント状に変化し、街を歩くだけで周囲に森林の香りを撒き散らす「歩くパワースポット」化する現象も確認されている。
今回の発表に対し、学会からは「知能指数が爆上がりする一方で、脳が呼吸するために一日中空を見上げて口を開けている人間が増えるのではないか」という懸念の声が上がっている。また、脳内マリモが栄養不足で枯死すると、記憶がすべて「光合成」に変換されて消滅するという報告もあり、自身の知性を藻に依存することの是非が問われている。現在、政府はこの「藻類知的拡張技術」を脳科学の特区として認めるかどうかの検討に入ったが、世論は「IQ200より藻の癒やしが欲しい」という層と「全人類が藻になるべき」という過激派で二分されている状況だ。
SNSでは「明日の試験のために今から脳にマリモを貼る」「これでもう英単語帳はいらない、マリモ帳があればいい」といった投稿が急増中。一方で、頭から草が生える感覚に耐えられず、数日でマリモを摘出する者も後を絶たない。マリモの生命力に自身の知性が追いつくか、それとも脳が完全に植物化してしまうのか。人類とマリモの知的な融合は、新たな文明の夜明けか、あるいは脳細胞の緑化という名の終焉か、その行方に世界が注目している。
マリモを脳に直結?『深緑の脳内光合成』で記憶力が無限に拡張される奇跡
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