北海道阿寒湖の至宝、マリモを頭の下に敷いて寝る「マリモ安眠法」がSNSで爆発的なブームとなっている。発端は、あるインフルエンサーが「マリモの緑の香りが脳波を鎮め、深い眠りに誘う」と投稿したことだった。これを受け、睡眠学会が本日緊急声明を発表。「マリモはあくまで植物であり、枕としての使用は球体の崩壊を招く恐れがある」と警告したものの、ユーザーからは「朝起きたら視力が上がっていた」「悪い夢を見なくなった」という報告が後を絶たない。マリモの持つ藻特有の微細な振動が、人体のバイオリズムと同期するという謎の理論まで飛び出しており、業界は混乱の渦中にある。

もともとマリモは天然記念物として厳重に保護されているが、今回のブームを受け、家庭用栽培キットの売り上げが前月比400%を記録。一部では「マリモを枕カバーに入れると夢の中で阿寒湖を散歩できる」という都市伝説まで広まっている。専門家によれば、マリモの水分含有量が頭部の冷却に役立ち、疑似的な「氷枕」の効果をもたらしている可能性が高いとのことだが、長期間の使用はマリモの変色や、寝ている間に頭に藻が付着する「緑髪化」のリスクがあるため推奨できないとしている。

日本睡眠学会は、マリモの安眠効果に関する科学的根拠を否定しつつも、精神的なリラクゼーション効果については「プラシーボの一種である可能性が高い」と分析。一方、環境省は「マリモを枕にするのは愛護の観点からNG」として、全国のペットショップや園芸店に対し、飼育上の注意喚起を強化するよう通達を出した。しかし、ブームの熱は冷める様子がなく、大手寝具メーカーが「マリモ風枕」の開発を検討中との噂も浮上している。結局のところ、最高の安眠には正しい枕選びが必要であり、マリモを犠牲にする必要はないというのが結論である。

世間の反応としては、「早速試したけど弾力が凄くて首が痛い」「マリモが潰れたら申し訳ないから眺めるだけにしてる」「緑の匂いが癒やしになるのはガチ」「寝ている間にマリモが呼吸している気がする」など、賛否両論が巻き起こっている。SNS上では「#マリモ安眠」というハッシュタグがトレンド入りし、マリモの寝心地を競う謎の選手権まで開催される始末だ。真偽不明な情報の拡散に対し、専門家は「睡眠不足は健康に直結する。マリモを過信せず、まずは医師に相談してほしい」と改めて釘を刺している。