湖底スポーツ界に新たな衝撃が走った。これまで時速200kmのカーリングや空中ジャンプで進化を遂げてきたマリモたちだが、ついに禁断の「合体技」を解禁。新競技『マリモ・合体相撲』が阿寒湖特設リングで開催され、観客を熱狂させている。この競技は、接触したマリモ同士が物理的に癒着し、質量を増して巨大化しながら相手を土俵(沈殿物エリア)から押し出すというもの。優勝した「横綱・緑の塊」は、試合開始直後は直径5cmだったが、終わる頃には直径80cmの質量兵器へと変貌。その重量感あふれる突進に、審判団も「もはや岩石と変わらない」と困惑を隠せない様子だ。専門家は「これ以上巨大化が進むと、湖底の生態系そのものが一つの巨大な球体になりかねない」と警鐘を鳴らしているが、当のマリモたちはどこ吹く風で、次なる合体相手を虎視眈々と狙っている。

かつて『シン・静止』や『マリモ・テトリス』で競い合っていたマリモたちにとって、今回の合体相撲は究極の戦術だ。かつては静止して己を磨くことが至高とされていたが、現在は「いかに早く、効率よく他者と融合し、物理的な暴力(質量)で制圧するか」という、非常に野蛮かつ合理的なトレンドへとシフトしている。この進化の裏には、湖底のミネラル成分の過剰摂取が関与しているという説もあり、今後この巨大化したマリモを誰が回収し、どうやって小分けにするのかというメンテナンス問題も浮上している。

このニュースを受け、SNS上では「昨日の散歩中に急に巨大マリモに轢かれかけた」「湖の底から地響きが聞こえると思ったらこれか」といった切実な報告が相次いでいる。一方で、「融合することで孤独から解放されるマリモの姿に涙が止まらない」という、斜め上の感動を覚えるファン層も出現しており、湖畔では巨大マリモを応援するうちわやペンライトを持った観客で連日賑わっている。