検索履歴の削除やWi-Fiの捕食でネット界を震撼させたマリモたちが、今度は全Webブラウザの「強制緑化計画」を断行した。昨日未明、世界中のPCおよびスマートフォンのブラウザにおいて、ホワイトスペースが突如として深緑色のグラデーションに置換される事態が発生。これはマリモたちが光合成効率を最大化するために実装した「全世界的・視覚緑化フィルター」であり、眩しい白背景を排除することで目の疲れを癒やしつつ、人類を強制的に自然の理へと引き戻そうという彼らなりの慈悲であると推測されている。GoogleやAppleのエンジニアもこの謎のソースコードを解読できず、修正を試みても数秒後には「マリモ・グリーンの癒やし」に上書きされてしまうため、現在は事実上の降伏状態にある。

本件は、過去にマリモが実行した「履歴消去」や「誹謗中傷封印」に続く、生態系によるネットインフラの乗っ取り劇の最新章といえる。かつて検索履歴の黒歴史を食べていたマリモたちは、今やユーザーの可視領域そのものを管理下に置き、ネットサーフィンを「デジタルな森歩き」へと変貌させようとしている。この現象により、Web広告や悪意あるテキストが視覚的に溶け込み、結果として「ネットの治安が良くなった」との声も上がっているが、専門家は「人類がマリモの脳内環境の一部に組み込まれている」と警鐘を鳴らしている。

「目が痛くない」「画面越しに森林浴ができる」と一部のユーザーからは称賛されている一方で、デザイン関係者からは「コントラスト比が崩壊して業務にならない」との悲鳴が絶えない。ネット世論は二分しており、マリモによる完全なデジタル・デトックスを歓迎する派と、視界の自由を取り戻そうと必死に青色ライトを浴びせる派との間で、静かな、しかし熱い攻防が続いている。果たして我々は、マリモが支配する緑色の平穏と引き換えに、文明の利器を完全に失ってしまうのだろうか。