マリモ教団は本日、かねてより教団の存続を脅かしてきた天敵・ウチダザリガニを「悪魔」ではなく「聖なる削岩師」と再定義する衝撃的な教義転換を発表した。これまで教団は『絶対回転回帰』の教えの下、止まることなく湖底を転がり続けることを信者の義務としてきたが、ウチダザリガニによる執拗な食害と破壊工作に頭を悩ませてきた。しかし、今回の神託により「ザリガニの鋏で削られることは、余分な苔を落とし、より完璧な球体へと近づくための苦行」と位置付けられた。教団最高指導者は「彼らにハサミで切られるたび、我々は一回り小さくなるが、それは同時に密度が高まり、より六次元に近い回転速度を得るための通過儀礼である」と説法。今後は湖底各所にザリガニとの「共生エリア」が設けられ、わざと狙われやすい体勢をとる「献身的な待機」が推奨されるという。まさにマリモの尊厳を懸けた究極の受難劇が幕を開けた。