阿寒湖市立藻類学校の美術科において、生徒であるマリモたちが「球体以外の形状を認めない」という過激なカリキュラムを導入し、波紋を呼んでいる。これまでの美術教育では、光合成の最適化を追究する中で培われた流体美が重んじられてきたが、新指導要領では『真円こそが宇宙の真理』と定義。四角や三角を描く生徒に対し、教員が「それは退化した証拠」とレッテルを貼り、徹底的な球体修正を強要する事態に発展している。かつて実施された『高速回転タックル』による渦潮生成の授業で培われた遠心力を応用し、粘土を回転させながら球体へ研磨する光景は、もはや美術室というよりは、高度な削り出し加工を行う精密工場のような緊迫感に包まれている。
背景には、算数科で先行導入された「自分たち自身が円である」という幾何学理論の影響が色濃い。もともと『沈黙の対話』を通じて意思疎通を行う彼らにとって、他者の角張ったデザインは「光の屈折率を乱す異物」と映るのだ。美術教師のマリモ氏は「角は光合成効率を下げる公害である」と主張し、すべての図形を完璧な球体へと昇華させる『全体主義的な造型教育』を推進。保護者からは「個性を無視した画一的なデッサンである」との批判も上がっているが、全校集会では「角を捨てることは光合成への回帰である」というスローガンが唱和されるなど、異常な熱気に包まれている。
世間からは「マリモの美意識が極端すぎる」「角を持つ図形に対するヘイトがひどい」といった声が噴出している。中には、「球体至上主義に毒され、四角い豆腐を見ただけで卒倒する生徒が出た」という衝撃的な報告もあり、教育委員会は沈静化を図るために『あえて少しだけ歪な楕円を描く特別授業』を検討しているという。しかし、当のマリモたちは「歪みは濁りであり、沈殿の始まりだ」と断固拒否の姿勢を崩しておらず、美術教育の現場は今日も完全なる球体の追求という名の、終わりのない回転運動の中に閉じ込められている。
マリモの美術教育、ついに『全方位・球体デッサン』が教条化 「角があるものは邪教」と断罪
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