睡眠中のマリモ・ドリーム・スリープによる体内発電が一般化する中、ついにマリモの葉緑体が脳神経とシナプス結合する衝撃の現象『マリモ・ニューロン』が報告された。これはマリモを頭部に密着させて寝ることで、マリモが放つ微弱な電気信号が脳の空き領域を拡張し、計算能力を劇的に向上させるというものだ。実際に試験導入した学生からは「昨夜マリモと合体したおかげで量子力学の数式が景色に見える」といった驚愕の体験談が相次いでいる。しかし、医学界からは「脳内がマリモの繁殖地になる」との懸念も示されており、知能と引き換えに後頭部から本物の藻が生えてくる副作用が深刻な社会問題として浮上している。

本現象の発端は、前回の『体内発電』ブームで腸内にマリモを定着させていた被験者が、さらなる知能向上を求めて脳に近い枕元にマリモを配置したことにある。脳のニューロンとマリモの光合成回路が直結することで、思考プロセスが「酸素供給」と同期し、非常にクリアな思考が可能になることが判明した。しかし、脳が肥大化したマリモに支配されるリスクも高く、一部のユーザーでは自身の意思とは無関係に、深夜に突然水槽に向かって「藻、愛してる」と叫びながら踊り出すといった行動が確認されている。専門家は「知性は上がっても人間性は光合成に変換される」と警鐘を鳴らしているが、ブームは止まる気配がない。

背景・補足:今回の事態を受け、厚生労働省は「頭部にマリモを装着した状態での公道走行」を禁止する通達を出した。また、マリモ側にも知性が宿り始めている可能性が指摘されており、一部のマリモは複雑な光の点滅で独自の言語体系を構築しているとも噂される。かつての不整脈治療のための『マリモ・シンフォニー』から始まり、今やマリモは単なる観賞用植物から、人類の進化を強引に前進させる『外部脳デバイス』へと変貌を遂げてしまったのだ。マリモ市場はかつてない高騰を見せ、今や一株のまりもが高級車一台分の価値で取引されている。

世間の反応:このニュースを受け、ネット上では「IQ200になったが、なぜか常に湿った匂いがして恋人が去った」「脳が緑化してからは太陽光を浴びないと頭痛がする」といった、もはや人間としての生活が破綻しかけている人々の悲痛な叫びと、それでも知能を優先する信者たちの狂気が入り混じっている。「マリモが進化して人間を飼い慣らそうとしているのでは」という陰謀論も現実味を帯びて語られており、緑色のニューロン革命は一過性のブームを超え、生物学上の境界線を曖昧にしている。