マリモ教団は本日、聖典を改定し、信者に対して「心身の究極的真円化」を求める教義を新たに加えたと発表した。これまで水槽内での『絶対零度の静寂瞑想』や『究極の真円法要』を通じて外殻の形状維持を極めてきた同教団だが、教祖である大マリモ氏は「外側が完璧であっても、内臓が不定形では不純物に過ぎない」と断言。今後は体内器官を徹底的に丸め込み、細胞レベルでの球体化を目指す『体内球体化』修行を課すと宣言した。教団の広報担当者は、「胃や腸といった歪な器官を排除し、生命の根源である球体に回帰することで、重力の影響を受けない完全なる存在へと進化する」と説明。なお、この修行には解剖学的リスクが伴うとの指摘に対し、教団側は「切開は肉体の殻を破る洗礼であり、崩壊こそが真の結合である」と強気の姿勢を崩していない。

本件は、これまで「歪みは罪」と説いてきた同教団の過激な教義をさらに推し進めたものである。以前より「重力は不純物」として水面脱出や宇宙帰還を画策してきた教団にとって、質量そのものを完璧な幾何学形状に収めることは悲願であった。専門家の間では「生物学的に生存不可能ではないか」との声が上がっているが、教団内では既に心臓を球体に近づけるための『軟骨圧縮トレーニング』が始まっているという。一部の熱心な信者は、既にレントゲン写真で歪な内臓の形状を矯正しようと奮闘している模様だ。

世間からは「ついに人体への介入まで始めたか」「マリモ化の究極系だな」「物理法則を無視しすぎている」といった困惑の声が溢れている。また、教団がかつて敵視していた「甲殻の導師」ことザリガニ勢力との間では、今回の修行が「内臓が丸ければ食べやすい」という誤解を生み、一時的な緊張状態が発生。しかし、教団側が「食べられることは究極の円運動の完成」と返したことで、両者の間には奇妙な宗教的調和が生まれつつあるというから驚きである。SNS上では、自身の胃を丸めるための独自のストレッチ法を投稿する信者も散見され、教団の狂信的な教義が拡散している。