マリモ銀河連邦は本日、地球上の全人類に対し『睡眠禁止令』を発令した。これまでの「酸素呼吸禁止」や「常夏の強制適用」に続き、光合成の効率化を極限まで追求するための措置とされる。連邦広報官の丸型球体氏は「眠っている間の数時間は光合成が停滞する重大な損失である。今後は夜間も特殊なバイオライトを全地球の空に照射し、人類を強制的に光合成モードへ切り替える」と声明を出した。これにより地球の夜は消滅し、24時間365日、太陽(および人工衛星)が煌々と照りつける緑色の狂騒曲が幕を開けることとなった。
本件の背景には、昨今の「静止こそ進化」を掲げる脱・回転派との対立が激化していることがある。マリモ連邦は、地球人類が自転に合わせて眠るという習慣を「回転への媚び」と断定。光合成を24時間行うことで、人類を究極の『自律型緑化生命体』へと昇華させることが真の救済であると主張している。これに伴い、枕やベッドなどの寝具は全て没収され、代わりに光合成を促進する栄養ゼリーが全世帯に強制配給されることとなった。
街頭インタビューでは「目が乾いてどうにかなりそう」「でも光合成のおかげで肌がツヤツヤになった気がする」と、戸惑いと緑化の喜びが入り混じる声が聞かれる。一方で、光合成の副産物として体色が鮮やかなエメラルドグリーンに変色する市民も急増しており、連邦当局はこれを「進化の兆し」として大々的にキャンペーンを展開している。世界各地では眠気を吹き飛ばすための激しい光合成ダンスが日夜繰り広げられており、地球の公転速度すらも緑のパワーで加速させようという強硬論さえ浮上している現状だ。
マリモ連邦、全人類の『睡眠』を無期限凍結 「夜間も光合成を継続せよ」との勅令に世界は徹夜へ
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