睡眠不足に悩む現代人の救世主として、今『マリモ枕』が爆発的なブームを巻き起こしている。この枕は中に阿寒湖から選別された「高密度・高酸素放出型マリモ」を10キログラム詰め込んでおり、就寝時に頭部が発する微弱な熱を吸収してマリモが光合成を行うという仕組みだ。開発元のマリモ・テック社によると、睡眠中の脳にマリモから排出されたフレッシュな酸素を直接供給することで、翌朝には脳が「湖底のような清涼感」に包まれ、驚異的な覚醒度を誇るという。実際に使用した被験者からは「睡眠中に頭の中でマリモが優雅に回転しているのを感じる」「夢の中で阿寒湖の底を散歩した」といった報告が相次いでおり、もはや枕というよりは『頭部専用のポータブル湿原』と呼ぶべき逸品となっている。

マリモが光合成を行うためには光源が必要だが、本製品には高照度LEDが内蔵されており、枕内部を常にエメラルドグリーンに照らし出している。この光の点滅リズムが脳波と同期することで、深いデルタ波を強制的に誘発する仕組みだ。一説には、あまりの快眠効果にマリモの成長速度が加速し、数ヶ月で枕が数センチ膨らむという現象も確認されている。マリモは成長するほど酸素放出量が増えるため、使い込むほどに睡眠の質が向上するという「育てる健康器具」としての側面も、健康志向のユーザーから熱烈な支持を集めている。

もちろん医学界からは「頭に苔を生やすようなものだ」「酸欠で夢を見ているだけでは」と懐疑的な声が上がっているが、愛用者たちは「医学など古い。今はマリモと眠る時代」と一笑に付している。マリモと共鳴しすぎて、起床時に「マリモの囁き(のような水音)」が聞こえるという報告も増えており、健康の定義が根本から書き換えられつつあるようだ。なお、定期的な水やりを怠るとマリモが茶色に変色し、悪夢を見るという噂もあるため、毎晩の枕への献水は欠かせない儀式となっている。

このニュースに対し、SNSでは「枕から水が漏れて寝室が水浸しになったけど、肌がツヤツヤになったから許す」「マリモ枕を抱いて寝たら、翌朝の自分の頭から微かなマリモの香りがして笑った」など、ポジティブ(?)な意見が殺到中だ。一方で「寝ている間に脳が緑に染まらないか不安」といった冷静なツッコミも散見される。健康のためなら何でもやるという現代人の狂気と、マリモという謎の生命体が融合したこの光景は、もはや一つのカルチャーと言えるだろう。次は『マリモマットレス』の発売も噂されており、我が家が阿寒湖になる日もそう遠くはなさそうだ。