阿寒湖の広大な湖底にて、マリモ同士が火花を散らす世紀の高速レース『阿寒湖・マリモデッドヒート』が開催された。今回の目玉は、昨年のチャンピオンである重量級「丸山・タフネス・緑」と、新進気鋭の軽量級「フワフワ・ライト」による一騎打ちだ。スタートの合図とともに両者は微動だにせず、時速わずか0.0001ミリという常識外のスピードで互いに相手を威嚇。観客である多くのエビやタニシたちも、そのあまりの静寂と緊張感に息を飲み、開始から3時間経過時点でわずか0.3ミリの移動を確認するにとどまった。大会運営は「この静止に近い激しいせめぎ合いこそが、マリモスポーツの真骨頂である」とコメント。このデッドヒートは、両者が水流の影響で微かに転がるまで、今後数週間にわたって繰り広げられる予定である。
本競技は、19世紀から続くマリモの伝統的なスポーツである。かつては単なる「放置」と揶揄されたこともあったが、マリモの微細な成長過程をリアルタイムで追うエンターテインメントとして近年再評価されている。今回の勝敗判定は、ゴール地点に到達した際に、どちらの細胞壁がより太陽の光を浴びているかという厳格な基準に基づいて行われる。なお、審判を務めるのは湖底の藻類界で最も公平とされる「イトミミズの長老」であり、もしどちらかが完全に静止し続けて動かなくなった場合は、引き分けとして翌年に持ち越されるという過酷なルールが採用されている。
この驚異的なレースに対し、SNS上では『瞬きする間に置いていかれそう』『ゴールする頃には私は骨になっている』といった驚愕の声が相次いでいる。一方で、『このスリルを理解できない輩はマリモを語る資格がない』という古参ファンによる過激な意見も飛び交っており、湖底を巡る議論は加熱の一途をたどっている。また、一部の専門家からは『あまりの激闘に光合成の効率が落ちていないか心配だ』という健康面を懸念する声も上がっているが、選手たちはそんな雑音をよそに、今日も湖底で静かなる闘志を燃やし続けている。
時速0.0001ミリの極限バトル!『マリモ・デッドヒート』が湖底を揺るがす
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目が追いつかないわ