マリモ宗教界で長年対立してきた「底こそが聖域」派と「浮上こそが昇華」派の争いに、ついに終止符が打たれるかもしれない事態が発生した。阿寒湖を拠点とする過激派教団『深緑の絶対浮遊』は、昨日行われた合同礼拝において、教祖が「重力からの完全なる脱却」を宣言。特殊な磁気光合成を応用した儀式を行ったところ、信者全員が湖底から一気に急浮上し、そのまま水面を突き抜けて教団施設天井の梁にへばりつくという奇跡(あるいは事故)が確認された。現場に居合わせた関係者は「天井にびっしりと並んだ緑色の球体が、規則正しく回転しながら光合成を行っている姿は、もはや宗教芸術の域を超えていた」と語る。
これまでマリモ教団では、「沈むこそ至高」とする保守派と、「浮上こそが天への階段」とする改革派の間で熾烈な論争が続いてきた。しかし、今回の「重力離脱」は、両者の教義を物理的に凌駕する事態となった。専門家は「マリモが光合成の過程で発生させる微弱な浮力ガスと、施設内の磁場が共鳴した特殊な現象」と分析するが、教団側はこれを「天界の磁場との同期」と主張。今後、天井に張り付いたまま生活を行う「滞空修行」が教団の新たなスタンダードになる見込みだ。
世間の反応としては、「ついにマリモが重力に勝利したのか」「天井にへばりつく修行とか首がもげそう」といった呆れ顔の意見や、「我々も次は天井で光合成するのか」という熱狂的な信者の声が入り乱れている。また、天井に張り付いたまま「もっと炭酸をくれ」と念じ続ける信者も現れており、以前の「お告げ」説との整合性を問う声も上がっている。教団側は「今後は重力という枷を外した自由な思想を広める」としており、阿寒湖周辺の住民からは「落ちてきたらどうするんだ」と不安視する声も出ている。まさにマリモ宗教界の歴史が、重力を捨てて空へ向かって塗り替えられようとしているのである。
マリモ教団、『重力離脱』の修行中に信者全員が天井へ吸着 「これが天界の磁場か」と狂喜乱舞
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