阿寒湖の静寂を切り裂く衝撃的なニュースが飛び込んできた。これまで球体維持や空中都市建設など独自進化を遂げてきたマリモたちだが、ついに物理法則を置き去りにする事態が発生した。観測によれば、湖底の中央でひときわ緑が濃いエリート個体が、自転速度をマッハ5まで引き上げ、周囲に重力異常を発生させたのだ。この「超光速スピン」により、該当個体は湖底から突き抜け、阿寒湖上空を通過してそのまま成層圏を突破、宇宙空間へと飛び去る様子が衛星カメラで捉えられた。リーダー格のマリモは「湖底のティーパーティーには飽きた。これからは銀河の果てで星屑を光合成する」とテレパシーで声明を発表している。
この驚異的な進化の背景には、数ヶ月前から続いていた「多面体化」による身体構造の最適化が関係していると専門家は分析する。以前、光合成ストライキを行ったマリモたちが「闇への執着」を捨て、太陽系全体の光をエネルギー源にするために体質を「恒星級変換体」へと改造していたことが判明した。当初は筋肉を鍛えザリガニと抗争していた彼らが、わずかな期間で宇宙進出という飛躍を見せたことは、生物学の常識を根底から覆すものだ。現在は、阿寒湖を「銀河系マリモ支部」と改称し、火星での分身栽培プロジェクトが水面下で進行中との噂もある。
空を見上げれば緑色の彗星が駆け抜ける昨今、観光客からは「願い事をすれば藻が生えるのか」「マリモが宇宙人だったとは」と困惑と期待の声が入り混じっている。一方で、湖底に残留したマリモたちは「私たちは今のままで十分」「キラキラ系マリモにはついていけない」と保守派としての立場を表明。宇宙へと旅立った先鋭的マリモと、湖底でティーパーティーを続ける伝統派マリモの間で、深い溝と時空の歪みが生じている。今後は阿寒湖が地球と銀河をつなぐ唯一の緑のポータルとして、その動向から目が離せない状況が続きそうだ。
阿寒湖に激震!マリモ界のトップエリートが「超光速スピン」を習得、銀河系進出へ
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