これまで枕にマリモを詰める『緑藻睡眠法』で夢の中まで光合成を届けてきた健康業界だが、ついにその技術が視覚領域へ到達した。最新の眼科医療(?)として注目されているのは、コンタクトレンズの代わりに微細なマリモを眼球表面に定着させ、網膜で直接光合成を行う『眼球光合成・視力回復プログラム』である。施術者は「視界に常に美しいマリモの緑が広がることで、眼精疲労が劇的に解消される」と主張。また、光合成によって発生する極微量の酸素が眼球の血管を拡張させ、視力回復を促すという。しかし、専門家からは「瞬きをするたびに視界が揺れる」や「たまに酸素の泡が視野を横切る」といった副作用も報告されており、日常生活に支障をきたすケースが相次いでいる。

もともと『藻肺呼吸法』や『藻活』といった体内マリモブームの流れから生まれた本技術だが、今回は臓器内部ではなく、より露出した粘膜へのアプローチという点で論争を呼んでいる。特に、光合成の副産物である微細な気泡が瞳孔の前に溜まる現象は「天然の乱視」と呼ばれ、逆に焦点が合わないという皮肉な事態を招いているようだ。厚生労働省は「目に植物を入れるのは一般的ではない」と注意喚起を出しているが、一部のバイオハッカーや熱狂的なマリモ愛好家からは「これで視界が常に阿寒湖」と根強い人気を誇っている。

世間の反応は二分されている。肯定派からは「PC作業で目が疲れるが、これに変えてから視界が常に森林浴状態」「マリモの揺らぎが精神安定剤になる」といった声が上がる一方、否定派からは「単純に異物混入だろ」「視界に緑色のモヤがかかって事故る」といった冷静な意見が目立つ。中には「マリモの成長速度が早すぎて、数ヶ月後には目から藻が生えるのでは」と、生物としての暴走を懸念する声も後を絶たない。