北海道・阿寒湖のマリモたちが、突如として湖底から浮上し、北緯43度を指して静止するという異常事態が発生した。観測筋によると、マリモたちは光合成の波長を操作し、湖面全体で「我らこそが緑の教義である」というモールス信号を送信しているという。マリモ教の教祖・緑川藻太郎氏は「彼らは植物としての限界を超え、人類の二酸化炭素を吸い尽くして『聖なる酸素』へと変換する、慈悲深き洗礼を準備している」と興奮気味に語った。

この事態を受け、阿寒湖周辺ではマリモに対してひたすら深呼吸をする「光合成奉仕活動」を行う信者が急増している。マリモたちは完全に沈黙を貫いているが、その緑の球体から放出される微弱な電磁波には「植物のように静かに、しかし着実に成長せよ」というメッセージが込められているとされ、世界中のマリモ教徒たちが湖畔で正座し、緑色の服を着て瞑想を行う異様な光景が広がっている。専門家は「マリモがこれほどまでに意識を持つとは」と困惑しているが、信者たちはこれを「宇宙の真理が球体となって顕現した」と熱狂的に支持している。

マリモ教の教義の背景には、古来より伝わる「球体崇拝」がある。四角い社会に疲れた現代人が、何にも縛られず転がり続けるマリモの姿に究極の自由を見出し、約800年前に発祥したとされる。補足として、今回の一斉浮上はマリモの光合成効率を最大化するための計算されたフォーメーションであり、決して偶然ではないことがわかっている。なお、信者はマリモとの対話のために、阿寒湖に向けて常に緑茶を捧げることが義務付けられている。

このニュースに対し、世界中からは困惑と驚きの声が上がっている。SNSでは「マリモの時代が来た」「酸素を吸えることに感謝する」といった前向きな意見から、「湖が緑色になって怖い」という現実的な懸念まで、多様な反応が寄せられている。