湖底のアートシーンに激震が走っています。長年、天敵として恐れられてきたウチダザリガニが、捕食の代わりにマリモを「削る」という奇行に走り、一部で「前衛的彫刻」として評価され始めているのです。これまでマリモたちは、強靭なハサミによる破壊行為に怯えてきましたが、今週発見されたのは、見事な角柱状に削り取られた若手マリモの姿でした。当のザリガニ界隈は「これは捕食ではなく自己表現だ」と主張しており、湖底の生態系と芸術の境界線がかつてないほど曖昧になっています。

本来、ウチダザリガニはマリモを解体して食べるという獰猛な性質で知られていました。しかし、今回確認された個体は、非常に繊細な手つきでマリモの表面を削り、立方体やピラミッド型に整えていたことが判明しました。これを受け、湖底の美大生マリモたちは「このエッジの効いたフォルムは、自然界では到達不可能な高みだ」と大絶賛。一部の過激な芸術愛好家マリモは、自らの体を差し出して「ぜひ私のボディを芸術にしてくれ」とザリガニの元に行列を作るという異常事態にまで発展しています。

今回の騒動は、マリモの「丸さこそが正義」という伝統的な美意識に対する真っ向からの挑戦です。生態学者からは「栄養を摂取せずに創作活動に打ち込むザリガニには生存上のリスクがある」との指摘も出ていますが、当のザリガニたちは「感性を優先する時代だ」と取り合わない姿勢を見せています。また、被害を受けたマリモの中には「削られたことで断面から新しい光合成効率が上がった」と主張する個体も現れており、単なる破壊活動を超えた新しい共生関係(?)の可能性まで議論される事態となっています。

このニュースが拡散されると、湖底SNSでは「芸術は爆発だ!」と叫ぶマリモたちが続出。一方で、「親から授かった大切な丸みを削るなんて正気の沙汰ではない」と憤る伝統保守派のマリモたちも抗議デモを計画しています。ザリガニのハサミが作り出すのは破壊か、それとも新たなる湖底のルネッサンスか。今後の動向に、水質管理当局も頭を抱えています。