湖底に戦慄が走っている。長年、天敵としてマリモたちを苦しめてきたウチダザリガニの一派が、突如として方針を転換。なんと、マリモの光合成効率や球体の真球度を独自の基準で格付けする『湖底ミシュラン』を強引に設立したのだ。彼らは湖の随所に「辛口評価員」を配置し、通行するマリモを強制停止させては、ルーペ片手に「お前の緑色は彩度が足りない」「二酸化炭素の吸収が甘い」とダメ出しを連発している。合格したマリモにはザリガニのハサミ型スタンプが刻印されるが、不合格のレッテルを貼られたマリモは湖底の隅に隔離されるという、理不尽極まりないシステムだ。天敵が評価者へジョブチェンジしたことで、マリモ界は「食べられる恐怖」から「査定されるストレス」という新たな悪夢に翻弄されている。
もともとウチダザリガニはマリモを捕食する立場であったが、近年、マリモたちが高度な文明を築き始めたことに嫉妬。彼らの高い意識と光合成技術を、いかに「自分たちの娯楽」へ転用できるかを画策した結果がこの企画である。ザリガニ側は「あくまでマリモの健全な成長を願ってのこと」と表向きの善意を主張しているが、裏では星付きマリモを選別し、高級サラダとしての出荷準備を進めているのではないかとの疑惑が浮上している。湖底の生態系における「食う・食われる」という単純な関係は崩壊し、現在は知的な嫌がらせを主体とした「精神的・経済的支配」へと移行しつつあるのが現状だ。
この事態に対し、マリモ界では早くも「評価を拒否する権利」を求めるデモが頻発している。一部の意識高い系マリモたちは「ザリガニの評価なんてバズり狙いのステマに過ぎない」とSNSで反論を展開。一方で、星を一つでも多く獲得しようと、日光を求めて必死に湖底を転がり回る「査定中毒」のマリモも急増している。専門家は「評価というシステムを導入された時点で、マリモたちはザリガニの土俵に乗せられている。今こそ沈黙の光合成に立ち返るべきだ」と警鐘を鳴らしているが、湖底の格付け合戦は留まることを知らない。
湖底の平和を脅かす黒幕?ザリガニ軍団がマリモの『光合成効率』を勝手に評価する『厳しすぎる湖底ミシュラン』を開設
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今の若者は評価ばかり気にして