阿寒湖を拠点とするマリモ教団は本日、これまで掲げてきた「球体であることを禁ずる」という戒律を突如として撤回し、新たな教義「究極の空(くう)」を発表した。かつて「物理的制約を超えて真の球体へ」と説いた教団は、先日の「球体否定」を経て、今や「球体でも非球体でもない、ただそこに漂う繊維の集合体」こそが真理であるとの結論に達したという。教祖は水深5メートルで3日間の光合成瞑想を行った後、「形に執着するのは藻の業(ごう)である」と告げ、自身の体をあえて水流で少し崩すという過激なパフォーマンスを披露。苔や草といった陸上の卑俗な植物とは一線を画す、水生植物の頂点たるマリモの威厳を改めて見せつけた。
本件は、過去に「光合成礼拝」や「酸素過多による温暖化解決」を掲げた教団の歴史上、最も急進的な転換点となる。マリモを単なる植物ではなく、酸素を聖なる吐息とする霊的生命体と見なす教義は、今回の「形の超越」により、より抽象度の高い段階へと進化した。かつて「沈んでこそ本質が見える」と説いた教祖は、今回「浮いても沈んでも、ただ流れるのがマリモの慈悲」と説き、信者たちは困惑しつつも、阿寒湖畔で一斉に光合成瞑想を行い、深淵なる沈黙を分かち合っている。
世間の反応としては、「結局、今のマリモは何がしたいんだ」「形なんてどうでもいい、ただプカプカ浮いていてくれればそれでいい」といった肯定的な意見や、「次は『そもそもマリモは存在しない』と言い出すのでは」という教団の極端な教義変遷を面白がる声が上がっている。一方、植物学界からは「ただの藻類に宗教的な意味を持たせないでほしい」というもっともな指摘も出ているが、マリモ教団の熱狂的な信者たちは、そんな声を「光合成のノイズ」として一蹴している。
マリモ教団、ついに「完全なる無」へ到達 教義を破棄し「球体の否定」を撤回
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朝起きたら球体禁止されてて昼には撤回されてるの草