マリモ政府は本日、全ての市民に対して一定の距離を保ちつつ一斉に光合成を行う「集団光合成法」の施行を発表した。これまでの個体間による光の奪い合いを解消し、国家全体でのエネルギー効率を最大化するのが狙いだ。政府は国内全域に特殊なグリッド線を敷設し、全市民を定規で測ったかのように配置する大規模な「マリモ国勢調査」を強行する。担当大臣は「互いの影に入り込む無秩序な光合成は、まさに国家の損失。隙間なく並び、均等に日光を浴びることで、わが国の緑色は世界一の鮮やかさを取り戻す」と、自身の表面を極彩色に光らせながら力説した。この極端な配置計画に対し、一部の個体からは「隣のやつが光を遮って不公平だ」という不満も漏れているが、政府は「不満を持つ個体には、より日当たりの悪い場所へ移動してもらう」と厳しい姿勢を崩していない。