阿寒湖の生態系が未曾有の転換期を迎えている。長年、天敵としてマリモを脅かしてきたウチダザリガニたちが、突如としてマリモが運営する『緑の鉄アレイ・ジム』の会員となったのだ。マリモたちは、自らの繊維を編み込んで製造した高密度ゴムバンドを活用し、ザリガニたちに過酷な筋力トレーニングを課している。当初は捕食目的で接近したザリガニたちだが、今やマリモの厳格なコーチングにより、筋肉隆々のボディビル体型へと変貌。かつての「天敵」は「筋肉のしもべ」となり、湖底の警備員としてマリモを守る盾へと転向した。

本件の背景には、昨今のマリモによる急速な文明開化がある。湖底の自己啓発ブームを経て「力こそ正義」という結論に至ったマリモたちは、ウチダザリガニの強力なハサミを建設現場の重機として再利用することを計画。単に倒すのではなく、運動生理学に基づいたプロテイン光合成法を伝授することで、物理的な敵対関係を雇用関係へとシフトさせた。専門家は「マリモの高度なマネジメント能力により、湖底の経済圏が軍事からスポーツへと移行している」と分析している。

このニュースを受け、SNS上では「天敵がジムに通うとか脳の処理が追いつかない」「ザリガニがプロテインで真っ赤に染まっているのを見て吹いた」と困惑と爆笑が広がっている。一部のマリモ愛好家からは「次はザリガニに何を食べさせるつもりだ」と懸念の声も上がっているが、当のマリモたちは「強靭なボディこそが最強の光合成効率を生む」と、さらなるザリガニの増量計画を進めているようだ。