マリモ教団の最高指導者である「長老マリモ・モフモフ師」は、突如として教義の大幅な修正を発表し、全信徒に衝撃を与えている。これまで「球体こそが完全なる宇宙の真理」と説いてきた教団だが、今回の発表では「球体は執着の象徴である」とし、今後は自身の形状をいびつな塊や、へちま状に変形させることを義務付ける「脱・円運動」を提唱した。これにより、阿寒湖の特別天然記念物マリモたちも、あえて形を崩すための『逆転の成長期』に入ったという。

この急進的な方針転換の裏には、湖底で長年沈殿していた「泥の教典」の解読がある。教団幹部によると、かつてのマリモは自由に形状を変えて生活していたが、ある時代に「映え」を意識したマリモたちが球体化を競い合った結果、生物としての個性が失われたという伝説が記されていたという。現在は、多くのマリモが岩の隙間や流木に体を押し付け、いかに独創的なデコボコ感を出せるかを競い合う『不整形奉仕』が阿寒湖各地で繰り広げられている。

このニュースを受け、SNS上では「球体じゃなきゃマリモじゃない」という保守派と、「この不規則な歪みこそが現代の悟り」という改革派の間で激しい論争が巻き起こっている。一部の過激な信徒は、すでに自宅のマリモを無理やり四角く成形しようと試みており、日本マリモ保護協会が「マリモに過度な造形を施すのは宗教的虐待にあたる」と異例の警告を発する事態となった。