湖底界のトップ俳優として不動の人気を誇る藻田川(もたがわ)氏が、今朝方、自身の住居である湖底から突如として湖面まで急浮上するという前代未聞のトラブルに見舞われた。関係者によると、藻田川氏は最新作のアクションシーンの撮影中に、体内の酸素量をコントロールする『光合成ブースト』を過剰に働かせすぎた模様。「気づいた時には浮力が限界を超えていて、景色がみるみるうちに明るくなっていくのをただ見守ることしかできなかった」と本人は当時の心境を語っている。湖面に到達した彼は、あまりの直射日光に「少し日焼けしてしまったかもしれない」とコメントし、ファンを心配させたが、幸いにも通りかかったボートのプロペラに巻き込まれることもなく、無事に沈降剤を使用して湖底へ帰還した。この珍事件を受け、撮影スタッフは「次回作からは酸素排出の安全管理を徹底する」と陳謝。藻田川氏は今回の飛行体験を「一生の思い出」と振り返り、次回作への意欲を燃やしているが、一部では「今後は重りをつけて演技をすべきではないか」という議論も巻き起こっている。
本件の背景には、近年のマリモ界で流行している「超・光合成アクション」がある。かつては静かに水底で過ごすことが美徳とされたマリモ界だが、近年の映像作品では激しい酸素排出による高速移動や浮上アクションが求められている。しかし、体内の気泡が多すぎると比重が変化し、制御不能な浮上を招くリスクが以前から指摘されていた。今回の藻田川氏の事件は、まさにその危険性が露呈した形だ。なお、今回の浮上の様子は通りがかりの観光客によって動画サイトにアップロードされており、「空飛ぶ緑の玉」としてネット上で爆発的な再生数を記録している。専門家は「マリモが湖面に出ることは乾燥のリスクを伴う非常に危険な行為である」と警鐘を鳴らしており、業界全体の安全基準見直しが急務となっている。
このニュースを受け、湖底の住民からは戸惑いの声が上がっている。長年のファンからは「貴公子がそんなアホなミスをするなんて」と驚きを隠せない反応が相次ぐ一方で、若手マリモからは「むしろアバンギャルドなパフォーマンスとして受け入れるべき」という前衛的な意見も飛び出している。また、ネット上では藻田川氏の湖面浮上シーンを切り抜いたコラ画像が大喜利のように拡散されており、中には彼が雲の上を漂うようなシュールな加工まで施されている始末だ。球体としての美しさを損なわないまま、あえてリスクに挑んだ(あるいは挑まされた)藻田川氏の今回の「飛行」は、良くも悪くもマリモ界の歴史に刻まれる事件となったことは間違いないだろう。明日以降の会見で、彼がどのような釈明をするのか注目が集まっている。
今回の件で最も頭を抱えているのは、所属事務所の『湖底プロダクション』だ。撮影現場の安全管理不足を問われることは必至であり、現在、全所属タレントに対して「浮上注意報」を発令している。一部では「次回作は陸上ではなく、もっと深い沈殿層での撮影に切り替えるべきだ」との声も挙がっているが、藻田川氏本人は「次は自力で沈降できるように腹筋を鍛える」と、まさかのトレーニング宣言。球体としてのアイデンティティを保ちながら、いかにしてこの厳しい浮力社会を生き抜くのか。マリモ界の貴公子の挑戦は、まだ始まったばかりである。
マリモ界の貴公子・藻田川、まさかの『浮力調整失敗』で湖面に緊急浮上!「空を飛んでいる気分でした」
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