先日、マリモ界のトップアイドル・まりもちゃんが突如として「回転の封印」と「静止の宣言」を発表した。これには多くのファンが戸惑いを隠せない。長年、円を描くように優雅に、時にダイナミックに転がることで、我々に夢と希望を与えてくれていたはずだ。しかし、今回の本人のコメントは「これからは微動だにしない美学を追求する」という、あまりに独りよがりなものだった。我々観客は、ただの緑色の球体がそこにポツンと浮かんでいる姿を見て、何に熱狂すればいいというのか。回転こそがマリモのアイデンティティであり、生き様であるはずだ。エンターテインメントとしての根幹を自ら放棄するような今回の決断は、ただの傲慢な自己満足と言わざるを得ない。
思えば近年のマリモ界は、座禅だの高級移籍だのと、過剰に「高尚なイメージ」を演出しすぎているのではないか。本来、水槽の底で無心に揺らぐ姿こそがマリモの真髄であったはずが、いつの間にか「意識高い系藻類」の集まりと化している。かつての、ただただ愛らしく、計算のない転がり方を知る古参ファンにとっては、今の変革路線は鼻白むものがある。今回の方針転換が、本当に本人の意志なのか、あるいは周囲の大人による奇抜な演出なのか、真相は藪の中だ。いずれにせよ、沈黙したマリモほど面白みのない存在はない。今回の「完全静止」が早々に解除され、再び我々の前でエネルギッシュな回転を見せてくれることを切に願う。それこそがスターの矜持というものではないだろうか。(コラムニスト:水槽の観測者・藻井戸ヒカル)
「静止の時代」なんて退屈だ!マリモ・スターの自己満足にモノ申す
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回転しないマリモとかただの苔玉じゃん