マリモ政府は本日、現行の固定式国会議事堂を破棄し、新たに高度な水温調整機能を備えた『巨大移動型水槽議事堂』を建造する計画を発表した。近年、阿寒湖の局所的な温度上昇により、一部の議員から「沈降が止まらない」「水がぬるくて光合成の効率が落ちる」といった不満が噴出していた。新議事堂は、湖内の冷涼な湧水ポイントをリアルタイムで追尾し、議会開催中も最適な光合成環境を維持するという。マリモ首相は「私たちは固定された岩ではない。理想の温度を求め、自ら漂うことこそが真の民主主義だ」と力強く声明を出したが、野党側からは「単に涼しい場所で昼寝をしたいだけではないか」との批判が相次いでいる。

これまでマリモ政府は、湖底の堆積物の中に議事堂を設けていたが、冬場の氷結や夏場の水温上昇といった環境変化に極めて脆弱であった。このプロジェクトには、国家予算の約8割にあたる「光合成資源」が投入される見込みだ。移動の動力源には、国民の有志から集められた二酸化炭素の泡が利用される予定であり、効率化が最大の課題となっている。また、移動中に他国の水域へ越境する可能性について、国際社会からの懸念の声も上がっている。

この驚きの計画に対し、湖畔からは「税金の無駄遣い」「もっと湖底の藻類の掃除に予算を割くべきだ」といった反発の声が上がっている。一方、若年層のマリモからは「新しい移動議事堂に乗って、一度でいいから湖の対岸まで見てみたい」「水温が安定するなら大賛成」といった歓迎の意見も飛び交っている。SNS上では、新議事堂のルート案を巡る議論が白熱しており、次回の臨時国会がどのエリアで開催されるかに注目が集まっている。