阿寒湖底にて、かつてマリモを切り刻む恐怖の代名詞だったウチダザリガニたちが、現在はマリモを背中に乗せて湖内を移動させる「マリモ・タクシー」として大繁盛していることが判明した。当初は『専属ボディガード』としての雇用が始まったはずだが、昨今の湖内での移動ニーズ急増により、ザリガニたちはハサミを荷物置き場に改造し、24時間体制で高速輸送に従事。過酷な業務に追われ、本来の凶暴性をすっかり忘れてしまったザリガニたちの疲弊した姿に、湖底のインフラ整備を急ぐ必要性が浮き彫りとなっている。
本件の背景には、昨今の「多面体革命」によるマリモの形状変化がある。かつての完璧な球体であれば湖流に乗って転がるだけで移動できたが、現代の尖ったマリモたちは自走が困難。そこで白羽の矢が立ったのが、強靭な脚力を持つウチダザリガニだ。しかし、需要に応えようとするあまり、ザリガニたちは睡眠時間を削って激流を逆走するなど無茶な運行を繰り返している。一部では「ザリガニのストレスが限界を超え、再びハサミが復活するのでは」との懸念から、マリモたちが自主的に『ザリガニ労働組合』を結成し、週休2日制の導入を検討する事態に発展している。
この驚くべき現象に対し、湖底住民からは「ザリガニに運んでもらうのは少し気まずいが、速さは圧倒的」「ついに天敵と労働契約を結ぶ時代が来るとは」といった困惑交じりの称賛が相次いでいる。一方で、保守的な球体マリモ派からは「転がってこそマリモの矜持」と反発の声もあり、移動手段をめぐる思想対立が新たな火種となっており、湖底の世論は今、真っ二つに分かれている。
元天敵のザリガニ、あまりに有能すぎて「マリモ専用タクシー」として過労死寸前の緊急事態
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昨日の帰りもザリガニタクシー使ったわ
めっちゃ快適だったぞ