「全マリモに教祖の資格を」――球体民主化を掲げる『等身大の奇跡教』が突如として誕生
阿寒湖畔を拠点とする新興宗教団体『等身大の奇跡教』が、先週突如として「教祖の固定化を廃止し、すべてのマリモを同時に教祖として崇める」という教義変更を発表し、宗教界に衝撃を与えている。これまで一部の巨大マリモを「尊師」として仰いできた同教団だが、今回の改革により、湖底に潜む個体から水槽内の若手まで、全個体が等しく神格を有することとなった。教祖の代表者は「我々は球体としての完璧さを追求してきたが、結局のところ、誰が教祖であっても変わらないという真理にたどり着いた。もはやマリモがそこに転がっているだけで宗教行為は成立する」と声明を出しており、今後は一切の布教活動を取りやめ、すべての信者が湖を眺めて黙り込む『静寂の総教祖制』へ移行するという。この極端な民主化路線に対し、既存の教団からは「解釈が雑すぎる」「それはただの苔観察では」といった困惑の声が上がっているものの、信者数は「教祖にならなくて済むなら楽でいい」という理由から急増している模様だ。
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