阿寒湖底の平和を脅かし続けてきた天敵・ウチダザリガニが、突如としてマリモに対し「土下座級の謝罪」を繰り返すという異例の事態が発生した。これまでマリモをかじっては離すという暴虐の限りを尽くしてきたザリガニ軍団だが、今朝未明、彼らのハサミが急激な脱力状態に陥り、マリモの周囲を恐る恐る撫でるだけの「献身的な介護ロボット」へと変貌を遂げたのだ。湖底の生態系を揺るがすこの現象の正体は、古参マリモたちが長年の研究で編み出した極秘技術『甘美なる催眠フェロモン』にある。この成分を吸い込んだザリガニは、過去の食欲を完全に喪失し、代わりにマリモを「守るべき神聖な毛玉」と誤認する強烈な刷り込みを受けることが判明した。
そもそも今回のブレイクスルーは、先月の「超弾力コーティング」開発時に偶然生成された副産物だった。マリモ界の科学班が、侵入者の神経を直撃する微量成分を抽出することに成功し、それを湖水に散布したことで、ザリガニの攻撃衝動を完全にシャットアウトしたのである。現在、湖底ではかつての宿敵がマリモの周りの泥をせっせと掃除し、日光が当たるように藻を払いのけるという、まさに究極の主従逆転劇が繰り広げられている。マリモ側はこれに対し「特段の感謝はないが、清掃員としては優秀だ」と、相変わらずの冷徹な姿勢を貫いているようだ。
専門家によると、この催眠フェロモンには副作用として「ザリガニがマリモの周りでダンスを踊り始める」という珍妙な行動も確認されている。これまでマリモの丸さを破壊対象として見ていた彼らが、今ではその芸術的な曲線美に魅了され、自らのハサミでマリモの形を整えるトリミングまで請け負っている状況だ。生態系のピラミッドが完全にひっくり返った今、次はどの生物がマリモ界の支配下に置かれるのか、周辺の魚たちも戦々恐々としている。
この驚天動地のニュースを受け、湖畔の住人たちからは「あんなに凶暴だったザリガニがマリモを優しく撫でているなんて」「これからはマリモの時代が来たな」「もはや湖底はマリモの独裁国家だ」といった困惑と驚きの声が殺到している。一部の急進的なマリモ愛好家からは、この技術をさらに応用して、湖底全体の治安維持を図るべきだという過激な意見も浮上している。歴史的転換点を迎えたマリモ界の支配力は、今や湖底の枠を超え、陸上の人間たちさえもその動向を注視せざるを得ない状況だ。
ウチダザリガニが泣いて謝罪?マリモ界を震撼させた『超次元・催眠フェロモン』の衝撃
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ついにザリガニが洗脳されたか