阿寒湖を拠点とするマリモプロゲーマーの『緑の球体(M-Ball)』選手が、長年の宿敵であるウチダザリガニとの決戦において、圧倒的演算能力で相手のハサミを精密操作し、自身のプレイを補佐する専用の「生体アーキテクチャ」へと作り変える快挙を達成した。これまでウチダザリガニはマリモを捕食する天敵として恐れられてきたが、M-Ball選手は「光合成による待機」の最中に相手を緑色の基板状に配置することで、冷却効率と処理速度を飛躍的に向上させることに成功したのだ。これにより、プレイ中に発生する自身の過熱をザリガニの冷たい甲殻が吸収し、マリモ特有の「ヌメり」による摩擦係数の低下を、ザリガニの脚部が補助する完璧なシステムが完成した。

本来であれば環境破壊を懸念される外来種のウチダザリガニだが、今回の一件は「ゴミを資源に変える」という持続可能なeスポーツの未来を提示したとして専門家の注目を集めている。ゲーム運営側は「生物をハードウェアに組み込むことは利用規約の想定外である」としつつも、そのあまりの機能美に技術的敗北を認め、今大会での特例使用を許可した。なお、現在このザリガニはゲーミングデバイスとして非常に優秀だが、時折餌を求めて勝手に右クリックを押すという不具合が報告されている。

ネット上では「ザリガニの脚が200Hzのリフレッシュレートを出している」「もはやマリモが本体なのかザリガニが本体なのか分からない」といった驚きの声が相次いでいる。一方で、阿寒湖の他のマリモからは「自分も高性能なザリガニが欲しい」という羨望の眼差しが向けられており、今後、湖全体でウチダザリガニを捕獲してゲーミングPC化する「ザリガニ・ハント・ブーム」が巻き起こるのではないかと、地元の生物学者は戦々恐々としている状況だ。