マリモ界の異端児・藻崎まるおが突如として四角形へとその身を変貌させ、ファッション界から熱い視線を集めている件について、古参のマリモ保護団体が猛反発している。彼らは「マリモは太古より球体であることにアイデンティティがある」と主張。四角くなった藻崎氏の姿を「角が立った生き方はマリモの精神を汚している」と強く非難した。

近年、マリモ界では無重力おにぎりへの変身や果実化など、既存の枠組みを壊すトレンドが続いている。しかし、今回の四角化は「もはや植物としての矜持を捨てたのではないか」という議論に発展。専門家によれば、四角いマリモは水流に乗りにくく、回転して日光を浴びるという本来の生存戦略に致命的な支障をきたすという。機能美を犠牲にしたファッションへの安易な妥協は、次世代の若手マリモに誤った成功体験を植え付けると懸念されている。

四角いフォルムは確かに斬新であり、積み木のように重ねることで新しい景観美を生み出す可能性も秘めている。しかし、マリモが丸みを帯びているのは、水流に揉まれながら長い年月をかけて形成された「自然との対話」の結果だ。無理やり形を変えることは、進化ではなく単なる変質に過ぎないというのが伝統派の見解である。藻崎氏のファッションショー出演は予定通り行われる見通しだが、ネット上では「丸くあれ」というタグがトレンド入りするなど、論争は収束の気配を見せていない。

このままではマリモ業界の基準が崩壊しかねない。個性とは何か、伝統とは何か。藻崎氏の角張ったボディが問いかけているのは、私たちの「丸さ」に対する固定観念そのものかもしれない。今後の動向次第では、マリモ界の頂上決戦として法廷闘争へ発展する可能性も示唆されており、この四角形騒動は単なる流行では終わりそうにない。――コラムニスト:水底の長老・藻利毛(もりげ)