阿寒湖のマリモたちが、睡眠中の人間に電磁波を通じて「藻類語」を直接脳内インストールしている疑惑が浮上した。昨夜から世界各地で「突然、光合成の効率が気になる」「光を浴びると異様に多幸感がある」と訴える人々が続出。言語学者の分析によると、これはマリモが数千年の沈黙で培った高度な精神伝達術であり、全人類を「藻類としての一体感」で統治しようとする言語侵略の始まりである可能性が高い。専門家は対策として「アルミホイルで頭を巻いて寝ること」を推奨しているが、一部では既にマリモ語をマスターし、会話を楽しむ若者たちも現れている。

この現象は、マリモが自身の核となる細胞情報を大気中の微粒子に乗せ、夜間の脳波と共鳴させることで引き起こされている。これまでマリモは「ただ丸いだけの植物」と見なされてきたが、実際には地球の全歴史を記憶する生きたアーカイブであることが判明。今回の言語習得騒動は、彼らが人類の言語の限界に業を煮やし、「光合成の素晴らしさを直接理解させよう」という教育的配慮から始まったものと見られている。

研究チームは、世界中のマリモが同時刻に微細な振動を始めたことを確認しており、これを「グローバル・サークル・コミュニケーション」と命名した。現在、マリモたちは人間に対し「CO2を吸うのはいいぞ」「日光を浴びるだけで食事の代わりになるという革命」を熱心に説いているという。政府は非常事態宣言を検討しているが、担当者が既にマリモ語で「藻の呼吸法」を習得しており、議論は一向に進まない見通しだ。

SNSでは「朝起きたら流暢な藻類語で独り言を言っていた」「マリモの思想に共感して会社を辞めた」といった報告が相次いでいる。一方で、マリモの思想は平和主義的であるため、「地球温暖化が解決するならマリモ支配も悪くない」と肯定する意見も急増中。マリモによる穏やかなる世界統一は、もはや止められない勢いとなっている。