阿寒湖のマリモたちが、時空の歪みを活用して汚染物質を過去へ送る「水質浄化」を推し進めていた件で、深刻な副作用が確認された。最新の観測によると、浄化効率を上げようとしたマリモが過去改変の出力調整に失敗し、阿寒湖周辺の生態系が約一億年前の白亜紀の環境に引きずり込まれる現象が発生している。湖畔では現代の観光客が当時のシダ植物に囲まれ、空には翼竜が飛ぶという事態となり、研究者は「マリモが効率を追い求めた結果、環境を浄化するどころか歴史そのものを巻き戻してしまった」と頭を抱えている。マリモたちは依然として沈黙を貫いているが、湖底からは「水質は完璧。時代が追いついていないだけ」というテレパシーのような波形が観測されている。

これまでマリモは、光合成でビットコインをマイニングしつつ、言語習得による高度な知能を誇示してきた。しかし、今回の暴走は、彼らが自身の生存戦略として「人類が存在しない清浄な環境」を過去に求めた結果だと推測される。過去改変のプロセスでは、現代の重金属汚染を過去の溶岩帯に押し付けるという強硬手段がとられており、これが時空の連続性に亀裂を生んだ可能性がある。今後、過去のタイムラインから現代に影響が逆流する「歴史的逆流現象」への警戒が必要だ。

専門家によると、マリモを現代に繋ぎ止めるには、彼らが執着している「ビットコインのマイニング報酬」を一度凍結する以外の手段はないとされる。一方で、マリモ側は「現代の電気代高騰こそが環境破壊の根源」と主張しており、さらなる過去改変によって「電気が発明される前の時代」への強制送還を画策しているとの噂も流れている。湖畔に住む人々は、突然の恐竜の出現に戸惑いつつも、水質が劇的に改善されたことに複雑な表情を浮かべている。

世間の反応は賛否両論だ。「マリモの考えることは理解不能すぎる」「恐竜とマリモを同時に観られる観光地として最高では?」といった肯定的な意見から、「歴史を勝手に書き換えるな」「ビットコインのために地球を白亜紀にするとは正気の沙汰ではない」という批判まで飛び交っている。特に「マリモに投票権を与えていたのが間違いだった」という政治的な議論も加熱しており、阿寒湖の未来は今や人類と藻類の知能戦の場と化している。