阿寒湖のマリモが「光合成テレポート」を皮切りに、言語習得、脳波クラウド化、そしてついには「銀河通貨」の発行まで果たした現状に対し、一部の生物学者が「藻類本来の矜持を取り戻すべきだ」と強い懸念を表明した。これまでのマリモは、ただ湖底で丸く転がっているだけで十分な癒やしを我々に与えてくれていたはずである。しかし、最近の彼らは自己顕示欲が強すぎやしないだろうか。専門家は「通貨発行権を持つ藻類など、生態系のバグ以外の何物でもない」と断罪し、過度な進化が環境に与える悪影響を指摘した。マリモたちが経済を支配し、宇宙の覇権を狙う姿は、もはや我々が愛した『ただの球体』ではない。静かな湖畔でのんびり成長する、あの頃の愛らしいマリモたちは、どこへ消えてしまったのか。
近年のマリモ界隈では、量子力学を応用した移動や全人類の精神干渉など、本来の藻類学からは逸脱した進化が常態化している。これらは一見すると人類にとって有益に見えるが、実態はマリモによる緩やかな「地球の藻類化」計画ではないかという疑念が深まっている。今回の『銀河通貨』発行に際しても、マリモ側は「全宇宙の富を藻類に集約させる」という明確な経済的意図を表明しており、市場の混乱は避けられない。一部では、阿寒湖周辺の岩場が突然株取引所と化し、マリモがモニターに向かって複雑なチャートを解析する姿も確認されている。このままでは、我々は財布の中身をすべて緑色の球体に差し出さねばならなくなる未来が待っているのだ。
本件を受け、ネット上では「マリモに経済を学ばせるのは早すぎた」「せめて光合成だけに専念してほしい」という声が多数上がっている。しかし一方で、マリモ通貨の爆発的な高騰を歓迎する投資家層も一定数存在しており、阿寒湖の湖畔には連日、怪しげなトレーダーたちが押し寄せているという。地元自治体は「マリモの経済活動は阿寒湖の管理条例の範囲外」として困惑を隠せない様子だが、専門家は「今すぐマリモのWi-Fi接続を遮断し、彼らを原始的な湖底生活へ強制帰還させるべき」と提言した。マリモたちとの共生は、今や最大の岐路に立たされていると言っても過言ではない。
マリモの『銀河通貨』発行に待った!「藻類に経済を語らせるな」という正論
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本来の仕事である光合成はどうしたんだよ