脳内で光合成を行い、思考の高速化を図る『脳内マリモ・インプラント』が、次世代の学習法として都市伝説的に広がっている。これまで胃や肺を緑化してきた強者たちが、ついに脳髄にまでマリモを定着させたのだ。この方法を提唱する『藻類ニューロン普及委員会』によると、脳内に住み着いたマリモが太陽光をエネルギーに変換し、神経伝達物質をブーストさせることで、計算速度が数万倍に跳ね上がるという。すでに実行した一部のユーザーからは、「四六時中、頭の中でマリモが転がる音がするが、微分積分が暗算できるようになった」といった驚異的な報告が相次いでいる。
もともと胃内でマリモを飼育し『アクアリウム化』していた層が、さらなる高みを目指して頭蓋骨への移植を試みたのが発端だ。かつて『食道グリーン・ダイエット』で成功を収めた者たちが、「胃だけでは飽き足らない」と専門の外科手術(※非推奨)により、頭皮の毛穴から特殊培養したマリモを流し込んだとされる。専門家は「脳のスポンジ化とマリモの同化は、医学的にはただの脳融解である」と警鐘を鳴らしているが、ブームは止まる気配がない。
『血管光合成』により全身の血流が緑化した昨今の健康ブームにおいて、この脳内植栽は「最終形態」と呼ばれている。日光を浴びるために帽子を脱ぎ捨て、一日中デスクで頭を直射日光に晒す若者が急増。ただし、日陰に入ると途端に思考が停止し、昏睡状態に陥るという致命的な副作用が報告されているため、厚生省は「日照依存型知的生命体」として特別警戒を呼びかけている状況だ。
ネット上では「マリモを脳に入れたら急に円周率を言い出した」「頭の中がジャングルすぎて集中力が逆に散漫になった」と賛否が分かれている。光合成による酸素供給が脳を活性化する一方で、頭皮の毛穴から突起が出るというビジュアル的な問題も深刻だ。健康を求めるあまり人間をやめる覚悟を持つ人々にとって、このマリモ脳は、まさに禁断の果実ならぬ禁断の藻となっている。
脳内に『マリモ・シンギュラリティ』をインストール? IQが200を超える「藻類脳」の覚醒が止まらない
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