先日阿寒湖で勃発したマリモたちの「光合成ストライキ」。日光を拒絶し、暗黒こそが真の姿だと主張する彼らの過激な運動に対し、自然界の秩序を重んじる専門家からは困惑の声が上がっている。今回の運動は、長年太陽の恩恵を受けてきたマリモの歴史を真っ向から否定するものであり、生態系そのものを揺るがしかねない重大な転換点といえるだろう。

そもそも光合成は植物にとって生命維持の基盤であり、それをボイコットするというのは本末転倒な話だ。背景には「太陽光が眩しすぎて昼寝に集中できない」という若手マリモのわがままな主張があると噂されているが、そんな理由で進化の放棄を正当化してはならない。もし彼らが完全に闇に慣れれば、阿寒湖の透明度は劇的に変化し、湖底の景観は一変してしまうだろう。マリモたちには、今一度「光ある生活」の尊さを再確認してほしいところだ。

今回の一件で、一部の過激なマリモたちは、夜行性への完全転換を目指す「闇堕ち派」を結成したという。これに対し、従来の「日光浴派」は反発を強めており、湖底では深夜にもかかわらず、激しい論争が繰り広げられている。マリモ専門の科学者は「光合成をやめてはマリモとしてのアイデンティティが消滅する」と警告しているが、今の彼らにその言葉は届かないようだ。

SNS上では「闇のままでいい」というスローガンがトレンド入りする事態となった。これを見た湖畔の土産物店主は「ストライキのせいで光合成した後のキラキラしたマリモが見られず、観光客が激減している」と肩を落とす。一方で、「逆にダークでクールな雰囲気がいい」と、新たな観光資源として期待する声もあり、阿寒湖は今、光と影のアイデンティティ・クライシスに揺れている。(コラムニスト:光田 照男)