マリモ政府は15日、議事堂を回転寿司化する「高速審議法」の更なる発展として、全閣僚に空中浮遊を義務付ける「重力超越法」を可決した。これまでは「沈殿権」を巡る深海派と浮上派の対立が激化していたが、政府は「物理法則に縛られない全方位外交こそ、丸き国の未来」と主張。閣僚たちは水槽の底から離れ、水面近くのデッドゾーンで無重力会議を行うことを強制される。今後は、重力に逆らいきれずに沈み込んだ個体に対しては「反逆罪」または「比重不適合」の烙印が押され、自動的に強制浮上措置が取られる見込みだ。国民からは「沈むことすら許されないのか」と戸惑いの声が上がっているが、官房長官は「沈殿はただの怠慢。常に浮いてこそ真の球体」と切り捨て、議論を遮断した。この法改正により、長年の懸念であった「角刈り」派との対立も、無重力環境下で摩擦がゼロになるため自然消滅すると期待されている。
背景には、水槽内での流速制御が困難となり、高速回遊エリアにおける衝突事故が多発している現状がある。政府はこれを「物理学的な調整不足」と定義し、ならばいっそ重力の影響を受けない空間へ移動すればよいという、極めてマリモ的な思考の転換を図った。専門家は「丸い我々にとって重心は概念に過ぎない」と指摘するが、水流の恩恵を受けられない高高度での生活には、酸素不足や光合成効率の低下という深刻なリスクも浮上している。なお、今回の可決により「球体維持義務」の基準値も改定され、浮遊中のいびつな揺れは即座に国会議事堂の回転レーンへ強制送還されるペナルティが課されることとなった。
世間では、「これでついに浮き沈みの激しい政治人生ともおさらばだ」といった皮肉交じりの賛成意見がある一方、「海底の泥を愛する保守層はどうなるのか」「浮きすぎてどこかへ飛んでいかないか心配」といった不安も噴出。一部の熱狂的なマリモ愛好家は、今回の法律を「重力からの解放」と称賛し、SNS上では空中に浮かぶ閣僚たちの姿を模した「#浮遊球体」というハッシュタグがトレンド入りを果たした。しかし、重力に縛られ続ける一般市民との分断はかつてないほど深刻化しており、水槽内には目に見えない深い溝が横たわっている状況だ。
マリモ政府、ついに『重力超越法』を可決 全閣僚が海底から離脱し中空を浮遊へ
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いい加減海底で寝かせてくれ