北海道阿寒湖にて、マリモが突如として人類の言語を解し、独り言をつぶやき始めたことが国立湖沼研究所の調査で明らかになった。同研究所によると、長年蓄積された湖底の静寂と、最近の奇妙な水温変化がマリモの細胞内に未知の神経回路を形成させた可能性があるという。現在、観測されたマリモは「水温が低い」「もっと回転させてくれ」といった、生活環境への要望をシブい低音ボイスで発しているとのこと。これに対し、専門家は「光合成の副産物が声帯のような振動を生んだのではないか」と推測しているが、具体的なメカニズムは謎に包まれている。

本件の背景には、阿寒湖周辺で近年観測されている「磁気異常」が影響しているとの説が有力だ。磁場によってマリモ内部の藻類が規則正しく整列し、それが生物的なCPUとして機能したのではないかと推察される。補足として、現在この「おしゃべりマリモ」は阿寒湖の特別保護区にて隔離管理されているが、夜な夜な近隣のマリモたちと「明日はどっちに転がろうか」という哲学的な議論を交わしている様子がマイクで傍受されている。科学界では、マリモが今後どこまで知能を発達させるのか、あるいは単に暇を持て余しているだけなのか、世界中が固唾を飲んで見守っている状況だ。

世間の反応は驚きと困惑に包まれており、SNSでは「ついに植物が反乱を起こすのか」「家にあるマリモにも話しかけてみる」といった声が相次いでいる。一方で、水産庁からは「マリモに過度な話しかけを行わないように」との注意喚起がなされるなど、事態はますます混迷を極めている。人類とマリモの歴史的な対話の日は、すぐそこまで来ているのかもしれない。